やまもといちろうメルマガ「人間迷路」より

格闘ゲームなどについて最近思うこと



 「最近ゲーム業界に山本が帰ってきて何をごそごそやっているの」という風評をされて、かつてご一緒していたゲーム系ビジネスの方よりメールを頂戴することが増えてきました。

Evo Japan is Coming, More Details at Tokyo Game Show

[速報][EVO2016]「EVO Japan」,やります。4Gamer×松竹BC×HUGの協力で,日本版EVOを実現。詳細はTGS 2016にて

 簡単に言ってしまうと、東京ゲームショウ(9月15日から18日)でも発表することではあるのですが、いま全米で由緒ある格闘ゲームイベントである「Evolution」を2018年に日本で開催するべく製作委員会の立ち上げや実行準備などをやっております。

 しかも、他の仕事とちょっと立場が違うのは、いままでのように企画を持ち込んで資金調達や権利分割を仕切って製作委員会を立ち上げたら終わり、というのではなく、どういうわけか今回は中に入って実行のところまでご一緒するという、私にとっては比較的珍しいチャレンジを今回させていただいています。

 立場的にどうだとか、何か邪悪なことがあるのかと言っても特に何もないので邪推されるほどのことではありません。ただ、この界隈は芸能界とは違った意味で面倒くさい世界でもあるので、いろんな揉め事もあるでしょうし、騒ぎが起きることも出るでしょう、そういうときに名刺をもって「こんにちは」とお伺いするのが私の一番の役割であると思っております。

 「有事にならないと役に立たない人」と言われてしまいそうですが、誰かからどのような評価を受けようと、自分は神から与えられた自分の役割を粛々と全うするだけだと考えておりますので、ぜひお見知りおきを。もちろん、御多分に漏れずあんまり前面に出てわーわー喋ったりするようなことは今回もありません。無難に堅実にひっそりと務めたいと存じます。

 東京ゲームショウにきたら、ぜひ4Gamer.netのブースに足をお運びください。
 プロレスやってるんで。

 

やまもといちろうメールマガジン「人間迷路」

Vol.164 久しぶりにゲームの仕事やりますというお知らせと、ビジネスジャーナル捏造記事事件に触れつつウェブ配信ビジネスの課題を考えてみる回
2016年8月31日発行号 目次
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【0. 序文】格闘ゲームなどについて最近思うこと
【1. インシデント1】サイゾー系列「ビジネスジャーナル」で発生したエア取材の捏造記事事件
【2. インシデント2】ウェブ配信と採算性
【3. 迷子問答】迷路で迷っている者同士のQ&A

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やまもといちろう
個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。

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