高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

移動速度とアイデアは比例するかを考える

高城未来研究所【Future Report】Vol.276(2016年9月30日発行)より


今週は、東京にいます。

いくら距離的に遠くないからといって、クック諸島の離島からグレートバリアリーフ経由で東京に戻ろうとすると、それなりに乗り継がねばならなくて、アイツタキ→ラロトンガ→オークランド→ブリスベン→ハミルトン→ウィッツサンデー島→ハミルトン→ブリスベン→シドニー→香港→東京と、8便+ヘリコプター2便に乗り継ぎ、大相撲千秋楽に待ち合うように帰国しました。

この移動の間に、シドニーや香港で打ち合わせもありまして、少し前までなら、空港ホテルに泊まる程度の余裕があったのですが、最近は、空港で打ち合わせだけして、数時間後にはまた違う便に乗って、別の町へ行くようなことが増えてきました。

2週間半かけて、これらの航路をまわるなら、変わりゆく夏の日々から秋のはじめを美しいグラデーションのごとく満喫できたのでしょうが、2日半で10便に乗ったことを考えると、季節感は失われるどころか、独特の浮遊感が身体を離れません。

美しい南の島を見て、寝て起きて飲茶を食べて、また寝て起きると、そこは相撲の世界。
まるで「不思議の国のアリス」の世界に迷い込んだように感じます。

移動距離とアイデアは比例すると、過去四半世紀の経験から実感しますが、移動速度とアイデアは比例するかどうか、まだまだわかりませんが、いままでとは違った感覚があることは確かです。

この感覚を、どのようにアウトプットしていいものか、これもまだまだわかりませんが、今後の僕の課題なんだと思います。
なにしろディバイスや通信回線が年々速くなっているので、僕の移動速度も時代に追いつけば、なにか解るかもしれません。

ちなみに困るのは、この10便すべてに食事が付いてくることです。
思わず食べてしまうこともあって、実は移動速度と体重は比例しはじめまして(新法則です!)、そろそろトレーニングの秋となりますゆえ、今年は例年のように短期で追い込まずに、ゆっくりと締めていきたいと考えているところです。

さて、今週はDJIの新型ドローンMAVICが発表され、大きな話題となりました。
折りたたみで700gまで小さくなり、かなり魅力的な商品ですが、やはり改正航空法を突破することは難しいようです。
やはり当面は、複数台持つ必要があるのかもしれませんね。

味覚と運動とガジェットと忙しい季節がはじまりました。

北半球の旅行シーズンも終わり、今年も例年通り、年末に向けて調整に入ります。

 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.276 2016年9月30日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. マクロビオティックのはじめかた
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 著書のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

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高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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