高城剛メルマガ「高城未来研究所「Future Report」」より

新陳代謝が良い街ならではの京都の魅力

高城未来研究所【Future Report】Vol.384(2018年10月26日発行)より

今週は、京都にいます。

一年以上に渡って続けている「NEXTRAVELER・京都」の取材がなかなか終わりませんので、行かねばならないインド行きの予定が伸びに伸びています。

どうにか紅葉前にはリリースしたいと思いましたが、京都は散策すればするほど面白い場所が出てきますので、毎月のように取材しててもキリがないというのが正直なところです。
あたらしい店も続々オープンし、今週もまた美味しい新店を発見してしまいました。
この「NEXTRAVELER・京都」は、一切神社仏閣の類は掲載せず、営業許可がない飲食店や、いつ空いてるかわからないカフェ、そして特別な教育を行う公立エリート小学校など、大手出版社では決して掲載できない、いままでにない「ギリギリの京都ガイド」にしたいと思いまして、一年以上に渡り、取材と執筆を続けています。

いわゆる一般的な出版社の京都ガイドは、当たり前ですが「グレー」な店を掲載することは、考えられません。
一方、電子出版の面白さや、私的な旅行ガイドの楽しさは、ここにあるはずですが、流石にそろそろ切り上げなければ、永遠に取材(と遊び)と締め切り伸ばしが続いてしまうほどの「新陳代謝が良い街」が、京都遊びの本質にあると、今週実感している次第です。

これは、身体でも同じだと考えます。

「細胞の新陳代謝」の周期は部位によって異なっており、胃腸の細胞は約5日周期、心臓は約22日周期、肌の細胞は約28日周期、筋肉や肝臓などは約2ヶ月間の周期、骨の細胞は約3ヶ月周期で、細胞の新陳代謝が正常であれば、身体は3ヶ月でまったく新しく生まれ変わることになります。

新陳代謝を高めれば、汗をかき老廃物を出し、新しい肌を再生し、怪我の治りが早まります。

この新陳代謝を高める術のひとつが、体温をあげることです。
体温を1度上げると、免疫力は5〜6倍になるのですが、そのためにはコアにある筋肉を柔らかくすれば、毛細血管の巡りが良くなり、栄養や酸素が届きやすくなります。
結果、細胞が活性化し、体温が上がり、新陳代謝を高める事に繋がるのです。

京都の街を俯瞰的に見ると、街の中心部=コアには、古めかしい神社仏閣が、ほとんどありません。
熱気ある新しいショップやレストランが、京都のコアに次々と現れては、消え去り、また現れる、東京以上に柔軟性と流動性が高い「新陳代謝が良い街」が本当の京都の魅力だと考えます。

わずか3ヶ月前の自分の身体と、今日の身体が実はまったく別のモノとは、なかなかイメージしづらい方がほとんどだと思いますが、同じように、京都の中心部も3ヶ月単位で大きく変わっていって、別の街にいるのでは? と思う時があるほどです。

一見、千年以上も続く伝統こそが「京都らしさ」と考えますが、実は、3ヶ月前ともう違う中心部こそが、「京都らしさ」に他なりません。

秋は、少しづつ深まってきました。
もうじき、街中も紅葉がはじまります。
 

高城未来研究所「Future Report」

Vol.384 2018年10月26日発行

■目次
1. 近況
2. 世界の俯瞰図
3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
4. 「病」との対話
5. 身体と意識
6. Q&Aコーナー
7. 著書のお知らせ

23高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

高城剛
1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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