本田雅一
@rokuzouhonda

メルマガ「本田雅一の IT・ネット直球リポート」より

僕ら“ふつうのおじさん”が理解できないこと

※この記事は本田雅一さんのメールマガジン「本田雅一の IT・ネット直球リポート」 Vol.013(2018年1月26日)からの抜粋です。




先日、犬山紙子女史のブログにツッコミを入れたら、ご本人からツイッターで反応をいただいて驚いている本田です。

「若い女子の罪悪感につけこむおじさんについて」というコラムがそれ。

簡単に言うと、“高いご飯”を繰り返し奢ってくれるおじさんの大多数はセックスに持ち込むことが目的で、若い女の子は繰り返し“高いご飯”を奢ってもらっているうちに罪悪感を持つようになり、“高いご飯”の見返りに身体を許してしまうことがある。でも、そんなことはしなくていいんだよ。金持ちの親父にとっての“高いご飯”と、若い女の子の“高いご飯”では価値観がまったく違うんだから、若い女性の身体なんて(おじさんにとっては高価なごちそう)いう見合わない支払いは不要である……と。

もっともなお話……というよりも、そんな罪悪感を持つ女性が本当に多いのならば、世の中のお金があるおじさんは、さらにあちこちでデートに誘いまくるんじゃないかと思うのですが、そもそも「二人きりでご飯に行くことを繰り返す」なんてことをしなきゃいいんじゃないの?」と思ったりしたわけです。

思っただけでなく実際に文章にしたところ「追記」を読んでほしいとのこと。でも、やっぱり感覚的にはズレがあるなぁと思うわけです。

僕は、スケジュールが許す限り、若い女の子をとっかえひっかえタダ飯に誘う金持ちおじさんではありません。いわばふつうのおじさん。東京に住んでいれば、いろんなおじさんが、いろんな美しく若い女の子を口説くシーンをしばしば見かけるのですが、おじさんが欲望を隠さずに女の子を誘っているのと同じように、若い女の子たちも自分の財力やコネではたどり着けない上質でレアな体験への欲望を隠していないように見受けられます。

僕ら“ふつうのおじさん”が理解できないのは、相手が“お金持ち”か“社会的地位が高い”ことを前提とした、何らかのインセンティブを求めての食事に一度ならず何度も二人きりで出掛けていながら、“罪悪感から身を捧げる”という感覚なのです。

もちろん、そんなことをする必要がないのは当たり前なのですが、おじさんも馬鹿じゃありませんから、本気で口説こうと思っているのであれば、口説けそうにない相手は誘いません。そんなプロレスのようにそれぞれの役回りを互いが理解した上での絡み合いが苦手な女性ももちろんいるでしょう。でも、そんな女子に対するアドバイスは「気にしなくていい」ではなく、そもそも、そんな下らない享楽主義に乗っかるのではなく、よく足元を観なさいということじゃないかと思うのです。

若くて美しい時代は短いものだし、そうした容姿や身のこなしを持っているのであれば、それはひとつの才能なのだから、それを活かした上で経験を積んで人間的に成長すればいいとは思います。でも、一流レストランに行かなくたって、上質を知るお金持ちだけどスケベなおやじと付き合わなくとも、人生経験を積む場はいくらでもあるとも思います。

なんてことを考えていたら、案の定、若い女性から「全然わかってない! おじさんの認識なんてこんなもんか。人間関係はそんな簡単なもんじゃない。誘う側、誘われる側、性格だって人それぞれ。関係性も人それぞれ」などと複数の反論をいただいたのですが、それは当然のこと。でも、自分自身で支払うこともできず、自分自身で予約することもできない。そんなお店に何度もついて行った結果として、自分自身で関係性をコントロールできなくなるのは“当たり前”と教えることも必要なのではないかな?

 

本田雅一メールマガジン「本田雅一の IT・ネット直球リポート」

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2014年よりお届けしていたメルマガ「続・モバイル通信リターンズ」 を、2017年7月にリニューアル。IT、AV、カメラなどの深い知識とユーザー体験、評論家としての画、音へのこだわりをベースに、開発の現場、経営の最前線から、ハリウッド関係者など幅広いネットワークを生かして取材。市場の今と次を読み解く本田雅一による活動レポート。

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本田雅一
PCハードウェアのトレンドから企業向けネットワーク製品、アプリケーションソフトウェア、Web関連サービスなど、テクノロジ関連の取材記事・コラムを執筆するほか、デジタルカメラ関連のコラムやインタビュー、経済誌への市場分析記事などを担当している。 AV関係では次世代光ディスク関連の動向や映像圧縮技術、製品評論をインターネット、専門誌で展開。日本で発売されているテレビ、プロジェクタ、AVアンプ、レコーダなどの主要製品は、そのほとんどを試聴している。 仕事がら映像機器やソフトを解析的に見る事が多いが、本人曰く「根っからのオーディオ機器好き」。ディスプレイは映像エンターテイメントは投写型、情報系は直視型と使い分け、SACDやDVD-Audioを愛しつつも、ポピュラー系は携帯型デジタルオーディオで楽しむなど、その場に応じて幅広くAVコンテンツを楽しんでいる。

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