高城剛の記事一覧

1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。
記事一覧: 196件

「表現」を体の中で感じる時代

今週は、熊本にいます。「月読みレモン」等で知られる「にしだ果樹園」を訪ねるため、モントリオールから東京を経て、九州へやって参りました。この果樹園の栽培は、よくある自然栽培、有機栽培の無肥料無農薬栽培だけでなく、地球がもっとも影響を受けやすい月の運行にあわせて収穫している点に特徴があります。(2019.08.12)  続きを読む

新宿が「世界一の屋内都市」になれない理由

今週は、モントリオールにいます。冬が長いことでも知られるこの街の夏は、湿度が低く、晴天が多い過ごしやすい時期ですが、ついつい癖で、どこにいくにも地下街を歩いてしまいます。世界最大と言われるモントリオールの地下街(通称:RESO)は、真冬には氷点下20度まで下がることから、ダウンタウンの地上及び地下に広がる複合商業施設を接続し、巨大地下都市を形成しています。(2019.08.05)  続きを読む

大きく歴史が動くのは「ちょっとした冗談のようなこと」から

今週はベルリンにいます。この夏、歴史が変わることになった「汎ヨーロッパ・ピクニック」から30年が経ちます。1989年当時、ソ連のペレストロイカに続き、ポーランドやハンガリーでも民主化に向かいつつありましたが、分断された東ドイツでは、いまだ発言の自由も渡航の自由もままならない状況が続いていました。(2019.07.29)  続きを読む

アフリカ旅行で改めて気付く望遠レンズの価値

今週は、キリマンジャロの裾野に広がるタンザニアのセレンゲティ国立公園にいます。マサイ語で「果てしなく広がる平原」の意を持つセレンゲティは、3つの州にまたがるタンザニアの自然保護を目的とした広大な国立公園で、1981年にユネスコ世界自然遺産に登録されたサバンナ地帯です。(2019.07.22)  続きを読む

様々な意味で死に直面する「死海」の今

今週は、イスラエルの死海にいます。ヨルダンとイスラエルにまたがる死海は、海抜マイナス418メートルと、この星の地表でもっとも低い場所に位置する塩湖です。海水の塩分濃度が約3%であるのに対し、死海の湖水は約30%の濃度を有するため、強力な浮力がある海として世界的に知られており、それゆえ、生物の生息には不向きな環境でもあります。つまり「死海」なのです。(2019.07.15)  続きを読む

「代替」ではなく「補完」することで「統合」する医療の時代

今週は、沖縄本島の恩納村にいます。僕が尊敬する西洋医療の医師と東洋医療の才人と3人で、ホテルの施設内から一歩も出ずに、徹底したグルテンフリーの食事をとり、日々レクチャーと討議、そして治療を施しあいながら、「次の医療」を模索しています。(2019.07.08)  続きを読む

観光バブル真っ直中の石垣島から

今週は、石垣島にいます。この島のホテル建設ラッシュは異常な速度で、ここ2年間だけみても、ホテル2000室以上が開業に至りました。静かでのんびりできるのが本来の魅力だった石垣島は、すでに6月末から大混雑。その理由は、梅雨明けで台風前の良いシーズンであるのと、7月から航空運賃が上がるため、「沖縄通」はこの時期を見逃さない点にあります。東京からの便も満席が相次ぎ、街の中心地は人だらけ。もう夏、真っ盛りです! しかし、どこのホテルも実態は酷い有様。(2019.07.01)  続きを読む

自分との対話として「書く」ということ

今週は、ヒマラヤ5000メートル越の山から、インドのマナリ、パンジャーブ州チャンディガール、デリー、東京、金沢と移動しています。ボンベで酸素吸入しながら登るヒマラヤの山々から、イスラエル・ヒッピーの町オールド・マナリ、コルビジェが都市デザインを手がけたチャンディガール、南アジア最大の都市デリーから世界最大の都市圏人口を誇る東京、そして古都金沢と短期間で移動すると、低酸素地帯にしばらくいたせいか、目の前にある現実が、現実のように思えません。(2019.06.24)  続きを読む

小さな仏教都市にも訪れている世界的な観光バブル

今週は、インドのダラムサラにいます。インド北部の小さな町は、1953年に中国人民解放軍がチベットを軍事制圧したチベット動乱により、ラサを追われたダライラマ14世に対し、インド政府がダラムサラの一角(マックロード・ガンジとカンチェン・キション)を提供したことから、ここにチベット亡命政府が発足し、世界的に注目を集める場所となりました。もともとこの街は仏教が盛んな土地で、19世紀にはチベット人による僧院の建立もあったことから、チベット動乱の際に、逃げ出した数万のチベット人が当地に移住。しかし、彼ら(と二世)はいまも「難民」であり、正式なパスポートを保有していない状況が続いています。(2019.06.17)  続きを読む

世界的観光地が直面するオーバーツーリズムと脱観光立国トレンド

今週は、バルセロナにいます。「5月40日まで、コートはしまうな」(Hasta el 40 de mayo no te quites el sayo.)と地元の人たちが口々に言うのは、6月10日までは天気が不安定で、雨が降ったり、突然寒くなったりすることがあるからですが、この一週間、幸いバルセロナでは好天が続いています。さて、いまや世界一の観光都市として名高いバルセロナですが、実は、数年前から市が観光戦略を大きく変更しています。(2019.06.10)  続きを読む

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