高城剛の記事一覧

1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。
記事一覧: 478件

うなぎの蒲焼は日本の歴史と文化が凝縮された一皿

現在うなぎに関する本を執筆中でして、すでに九州、三方五湖、岡山、四国などをまわり、もうじき浜松周辺を泊まりがけで取材する予定です。炭火の上でじっくりと焼かれるうなぎの蒲焼の香りは、夏の日本の香りそのもので、日本の食文化そのものを体現しており、調理法には深い知恵が宿っていると都度感じます。(2025.05.19)  続きを読む

素敵な真夏を迎えるための身体の備え

今週も東京にいます。新緑香るSWEETEST DAY OF MAY! 早くも夏を感じさせる日差しが眩しくなった今週ですが、この時期は冬に眠っていた病気が目を覚まし、花粉症などの身体的問題や春からのあたらしい生活変化を経て、いわゆる「5月病」をはじめ、精神的不調に陥りやすいタイミングでもあります。(2025.05.12)  続きを読む

あたらしい知覚の扉を開く体験を多くの方々に

今週も東京にいます。ついに「Psychedelic Medication」が、スタートしました!いまから7年ほど前、このプロジェクトは日本アルプスの麓にある、美しい空気と環境に恵まれた神社で、CBDオイルを用いた小さな屋外瞑想イベントからはじまりました。(2025.05.05)  続きを読む

限りある時間を広告主やその場限りのよく知らない人の戯言と交換してはいけない

今週は東京にいます。この数年、テレビ vs YouTubeのような論争が散見されますが、共にリニア型のメディアであり、どちらも過去の物のように思えてなりません。20分のコンテンツを視聴するのに(情報や学びを得るのに)実時間20分を必要とし、倍速再生したとしても10分もの時間を奪います。(2025.04.28)  続きを読む

桜の花が散るように都市の形は常に変化し続ける

今週は、富山にいます。少し内陸に入った山側の地域では、いまシダレザクラとソメイヨシノが満開です。場所によってはライトアップされ、山里の夜を幻想的に彩っています。富山の春の風景は、都会の喧騒を忘れさせる静けさと美しさを兼ね備え、桜の花びらが風に舞う様子は、この地域の豊かな自然と人々の営みの調和を象徴しているように見えます。(2025.04.21)  続きを読む

これからの数年間は本格的な動乱期に入る前の最後の準備期間

今週は東京にいます。日々、巷では「トランプショックだ!」と大騒ぎし、お目にかかった方々からも随分とご質問を頂戴しています。何度か本メールマガジンでもお伝えしていますように、現在起きていることは、自由貿易から保護主義への転換、いわゆる「新モンロー主義」へと向かっている過程にすぎません。(2025.04.14)  続きを読む

人生のリセットには立場も年齢も関係ない

今週は佐賀にいます。数年に一度、売茶翁(ばいさおう)の足跡を尋ねるよう、この地を訪れています。売茶翁こと高遊外(こうゆうがい)は、江戸時代前期から中期にかけて日本の茶道と禅の世界に深い足跡を残した僧侶であり、茶人です。1675年(延宝3年)に肥前国(現在の佐賀県)に生まれ、1763年(宝暦13年)に89歳でその生涯を閉じるまで、どこまでも自由を貫いた人でした。(2025.04.07)  続きを読む

同じ場所にいつまでも止まってはいけない

今週も、東京にいます。街中で卒業式に出られた方々とすれ違いながら思い出しますが、学生時代からCMやPVの監督等映像制作を中心としたクリエイティブ稼業をするようになって、もう40年近く経ちます。思い起こせば、僕が若くして世に出られた理由はふたつありまして、ひとつは多くの人たちが小馬鹿にしていたデジタル技術の台頭の波にうまく乗ったことでした。(2025.03.31)  続きを読む

日本でドラッグストアが繁盛する理由

今週は、東京にいます。それなりに日本で長期滞在する海外の友人に東京生活の印象を聞くと、「なぜ、どこも駅前はドラッグストアばかりなんだ?」と話します。確かに主要駅前はドラッグストアが立ち並んでおり、新宿から新宿三丁目にかけて、わずか200メートル四方のなかに「マトモトキヨシ」だけで6軒もあり、このようなドラッグストアばかりが立ち並ぶ都市は世界で類を見ません。(2025.03.24)  続きを読む

インドの聖地に見る寛容さと格差の現実

今週は、バラナシにいます。インド北部ウッタル・プラデーシュ州に位置する世界有数の古都バラナシは、ヒンドゥー教最大の聖地として知られ、ガンジス川西岸に広がる市内には大小あわせて約1500ものヒンドゥー教寺院と270以上のモスクが存在し、年間で100万人を超える巡礼者が訪れる宗教都市です。(2025.03.17)  続きを読む

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