高城剛の記事一覧

1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。
記事一覧: 425件

kindle unlimitedへの対応で作家の考え方を知る時代

今週は、東京にいます。ここ近年の東京の夏を振り返りますと、もはや亜熱帯気候になったことは事実のようで、通年を見ても、四季というより雨季と乾季の二季になったと実感しています。さて、都内をウロウロしておりますと、読者の方々にお声をかけていただき、「あたらしいLIFE PACKING読みました! いきなりアンリミテッドはすごいですねー!」とよく言われるのですが、「アンリミテッド!? そんなの紹介してたかな?」と思ったら、amazonのkindle unlimitedという読み放題サービスのこと。(2016.08.29)  続きを読む

廃墟を活かしたベツレヘムが教えてくれる地方創生のセンス

今週は、ペンシルバニア州のベツレヘムにいます。大都市圏への「ストロー現象」に歯止めをかけるべく、日本でも地方創生が叫ばれていますが、大きな成功を見出している地域はありません。しかし、世界を見渡せば、見事に地方創生に成功した街がいくつもあります。このベツレヘムも、そんな街のひとつです。(2016.08.22)  続きを読む

クラウドの時代、拠点はシリコンバレーからシアトルへと移り変わるのか

今週は、シアトルにいます。1960年代にはボーイング、90年代にはマイクロソフトと、この街を牽引する企業は移り変わってきまして、いま、シアトルを大きく引っ張る企業は、ご存知Amazonです。ここ数年、サンフランシスコやシリコンバレーの生活コストが驚くべく高騰し、優秀な人材が域外へと流出しており、その受け皿となるひとつがオレゴン州のポートランドで、もうひとつがワシントン州のシアトルなのです。(2016.08.18)  続きを読む

空港の無償wifiサービス速度が教えてくれるその国の未来

今週はモザンビークのペンバ、キリンバス諸島、ヨハネスブルグ、香港、東京、バンクーバーと移動しています。僕は、その国の「センス」や「未来指標」として、空港で無償提供されるwifiの通信速度を個人的に測ってチェックしていますが、先日、調査会社が発表した2015年度世界でもっとも早いwifiを提供している空港は、タイが世界最速で、米国、アイルランド、リトアニア、フィンランド、インドネシア、台湾と続いていました。(2016.08.08)  続きを読む

フレディー・マーキュリー生誕の地で南の島々の音楽と身体性の関係を考える

今週はザンジバルにいます。ジャマイカにボブ・マーレーがいるように、この島にはフレディー・マーキュリーがいます。イラン系インド人としてこのウングジャ島で生まれ育ち、その後、ザンジバル革命が起き渡英して、クイーンのヴォーカルになってからの活躍は、きっとご存知の方も多いと思います。いまも残る生家は「フレディー・マーキュリー・ミュージアム」となっており、キングストンのボブ・マーレー・ミュージアム同様、内容はそれほどではありませんが、島民の誇りであることは確かです。(2016.08.01)  続きを読む

驚き呆れるしかないセイシェルの変貌ぶり

今週は、セイシェルにいます。およそ十年ぶりにやってきましたが、正直、この十年の変貌ぶりに驚き、呆れています。まず、美しい島々が最大の資産のセイシェルは、次々と人工島の建設を続けています。外資大手デベロッパーと政府が一緒になり、不動産を立てやすい人工島を作り上げ、投資目的の外国人に高額で販売しています。また、豪華絢爛なホテルを島中に乱造していますが、中身というかサービスは本当にヒドイもので、ハリボテばかりになっています。(2016.07.25)  続きを読む

ネットも電気もない東アフリカのマダガスカルで享受する「圏外力」の楽しみ

今週はマダガスカルにいます。開発が遅れている電気のない村でしばらく暮らしていましたが、週に一度はメールマガジンの発行もありますので、電気のある、そして「たまに」インターネットがつながる村まで出てくる必要があります。(2016.07.19)  続きを読む

英国のEU離脱で深まる東アフリカ・モーリシャスと中国の絆

今週はモーリシャスにいます。東アフリカのインド洋沖に浮かぶ小国は、先月突如として大きな岐路に立たされることになりました。この国は英連邦の一員で、英国を通じてEUと大きなビジネスを行っていたのですが、国民投票により英国がEUから離脱したことにより、モーリシャスは大きな方向転換を強いられることになったのです。(2016.07.11)  続きを読む

21世紀、都市の未来は「空港力」にかかっている

今週は、福岡にいます。ここから北京を経由して東アフリカに向かおうと思っていまして、考えてみれば、7年前にハブ空港として使っていたのは韓国の仁川で、5年前はシンガポール、3年前はバンコクで、2年前はクアラルンプール、昨年は香港をよく使っていましたが、気がつくと、今年は北京を使うことが多くなりました。その理由は、北京発の国際線の本数が多く安価で、空港の利便性が急速に高まっているからです。(2016.07.04)  続きを読む

5-10分の「忘れ物を取り戻る」程度の小走りが脳を変える

今週は、東京にいます。本来ならアフリカにいるはずだったのですが、仕事の整理や変更に追われ、東京で残務を続けています。また、東京は天候も不順で、わずか1ヶ月前と同じ町とは思えないほど、ぐずついた天気模様の日々です。そんな時の気分転換には、ジョギングが最適なのですが、イザ外に出ようとすると、やはり雨。そこで、今年も恒例「地下ジョギング」の時期がやって来ました。(2016.06.27)  続きを読む
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