高城剛の記事一覧

1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。
記事一覧: 425件

古代から続くと言われるハロウィンの起源から人類の行く末を考える

今週は、沖縄の北谷にいます。在日米軍施設キャンプ・フォスターのうち、1981年に海岸沿いにあったハンビー飛行場が返還され、隣接する海岸を新たに埋め立て、地域一帯は北谷町美浜と名付けられました。もともと、この地域は「ハンビータウン」という俗称で呼ばれていましたが、ショッピングとエンターテイメント施設「アメリカンヴィレッジ」が開発され、いまでは年間1000万人近い人たちが訪れる、沖縄本島を代表する繁華街に成長しました。僕も15年ほど前にこの一角で仕事をしており、とても感慨深い場所です。この「アメリカンヴィレッジ」で、もっとも集客する日が、ハロウィンです。(2017.11.06)  続きを読む

本気のアマチュアカメラマンが選ぶ一眼レフの不思議

今週は、京都にいます。台風直撃で、街はガラガラでした。京都三大祭りのひとつ「時代祭」も中止になったことから、ホテルのキャンセルも多く、普段は高額な宿屋も、当日15時を過ぎれば、驚くほど安価で宿泊を提供しているのは、不幸中の幸いです。そんな巨大台風の中、毎年時代祭と同じ日に行われる「鞍馬の火祭」は、決行されました。(2017.10.30)  続きを読む

グローバル化にぶれないアフリカのエッジの象徴としてのエチオピア時間

今週は、エチオピアのジンカ村にいます。日本とエチオピアには6時間ほど時差があり、東京が午後6時でビジネスマンが帰路に着く頃、エチオピアは正午のランチタイムになります。ですが、ふとカフェにある時計を見ると、6時を指しているのです。アフリカで時計が壊れているのは珍しくありませんが、どのカフェに言っても同じような時間を指しています。そこで、カフェで働く人に現地時間を尋ねると、「ローカルタイムなら6時」と、言うのです。(2017.10.23)  続きを読む

新興国におけるエンジンは中国

今週はエチオピアのアディスアベバにいます。久しぶりにやってきましたが、アフリカでも人口が多く、成長率が高い新興国だけあって、空港から都心に向かう道は綺麗に整備され、建築工事も目立ちます。しかし、道を走るのは40年前の角ばったトヨタ車と、大量の羊を連れた羊飼いが往路を歩き、この光景は、ちょっとしたSFのようにも思えます。(2017.10.16)  続きを読む

カタルーニャ独立問題について

今週はバルセロナにいます。今週10月1日、バルセロナを州都とするカタルーニャ州では、スペインからの独立の是非を問う住民投票が行われましたが、スペインの国家治安部隊が投票所の「制圧」に乗り出し、中央政府とカタルーニャ市民との衝突が国際社会に大きく知れ渡ることになりました。(2017.10.09)  続きを読む

イビサで夕日のインフレを考える

今週はイビサにいます。イギリスやドイツが秋深まっても、イビサはまだまだ夏真っ盛り。ユーロバブルと温暖化の影響で、「イビサの夏」といえば、いまでは5月中旬から10月中旬までを意味します。欧州全般、特に南欧の景気が冴えなくとも、イビサは堅調のようで、毎年あがる物価高に驚きます。(2017.10.02)  続きを読む

ファッショントレンドの雄「コレット」が終わる理由

今週はパリにいます。世界中のファッション・アディクトの羨望の地だった「コレット」が、年内を持って閉店します。セレクトショップのなかのセレクトショップと言われ、90年代から世界のファッションシーンを牽引してきたパリを代表する一店が、ついに終わりを迎えることになりました。(2017.09.25)  続きを読む

オリンピックという機会を上手に活かせたロンドンは何が違ったのか

今週はロンドンにいます。久しぶりに、2012年に開催されたロンドン・オリンピックで再開発された跡地を巡ってみると、それなりに活況を呈していて驚きました。アテネやリオのオリンピック跡地の惨状はひどいものですが、いったいロンドンオリンピックの際に開発された地域だけが、なぜ活性化しているのか、この数日、ロンドナーに話を聞きながら、街を歩き考えました。その理由は、たったひとつ。時代に即したビジョンがあったことです。(2017.09.18)  続きを読む

四季折々に最先端の施術やサプリメントを自分で選ぶ時代

今週は、東京にいます。暑い日と肌寒い日が混在する今週の東京は、夏の終わりと秋のはじまりを感じます。人間の体は、気温が高く低気圧の夏は副交感神経優位になり、寒くて気圧の高い冬は、基礎代謝を上昇させようとして交感神経優位になりますので、季節の変わり目に体調を崩しやすいのは、暑いのか寒いのかわからない体と頭の混乱から生じます。ですので、必要に応じて脱いだり着たりしながら、神経網を整えねばなりません。また、季節にあわせて、時々の食事を変えたほうがいいのは言うまでもありませんが、21世紀に生きる身としましては、季節にあわせてサプリメントも変える必要があると僕は考えています。(2017.09.11)  続きを読む

カナダでは尊敬の意をこめて先住民族をファーストネイションズと呼びます

今週は、バンクーバー島にいます。カナダ西部最大の街バンクーバーから、フェリーに車を積んで一時間半。アメリカ大陸太平洋側最大の島、バンクーバー島があります。島の大きさは台湾や四国と同じほど大きく、周囲にはガルフ諸島など多数の島々が点在する島峡です。この島ならではの特徴は、いまでも先住民族(ネイティブカナディアン)が多く居住し、その文化が色濃く残る点です。(2017.09.04)  続きを読む
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