呪術の構造
……呪術の構造ってのがありまして。悪い予言はかならず当たるように出来ているのです。良い予言は当てられないのだ。
今から説明するけど、「◯◯だと××なことが起きるから、△△にしないとダメ」ってのが呪いなのだってすぐわかるよ。よく覚えといてね。これは山岸凉子さんの漫画『黒鳥――ブラックスワン』に出てくるんだけどね。
1.「あなたに大変な災厄が起こる」って予言者がいう。
2.あなたは、「それは大変!」と不安になる。
3.予言者が「斯く斯く云々の品物を持ってきて神に捧げれば逃れられる」という。
4.あなたはそれをもって予言者のところへ来て儀式をしてもらう。
そしてここから先が問題。この先は2パターンが考えられるのね。
A:災厄が起きなかった
B:災厄が起きた
Aだったら、予言者は「神へ品物を捧げたために災厄から逃れた」と言うし、Bだったら「儀式を行ったためにこの程度の災厄で済んだ」と言えるんだわー。
多分、日本のお母さんがたは毎日毎日、呪いをかけられてるんだと思う。
アレもコレもソレも全部やらないとならない、母乳じゃないとダメ、離乳食は規定のグラムで全部食べさせないと、おむつは早くはずさなきゃ、食事は全部手作りでないと、迷惑がかかるから子供連れで外出しない、子供に怒っちゃダメ、ひっぱたいちゃダメ、家事はちゃんとやって、育児と仕事の両立しなきゃ、一人っ子じゃ……。
……自分がダメな母親になっちゃう。
……子どもがちゃんと育たなくなっちゃう。
呪いです。ホントに。上記全部こなしたとしても、良い母親で良い子どもに育つという保障なんかありません。こういう呪いがあっちこっちからかけられてるんだと思うのよ。だから、あのブログがものすごく共感を呼ぶんだと思う。
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