呪術の構造
……呪術の構造ってのがありまして。悪い予言はかならず当たるように出来ているのです。良い予言は当てられないのだ。
今から説明するけど、「◯◯だと××なことが起きるから、△△にしないとダメ」ってのが呪いなのだってすぐわかるよ。よく覚えといてね。これは山岸凉子さんの漫画『黒鳥――ブラックスワン』に出てくるんだけどね。
1.「あなたに大変な災厄が起こる」って予言者がいう。
2.あなたは、「それは大変!」と不安になる。
3.予言者が「斯く斯く云々の品物を持ってきて神に捧げれば逃れられる」という。
4.あなたはそれをもって予言者のところへ来て儀式をしてもらう。
そしてここから先が問題。この先は2パターンが考えられるのね。
A:災厄が起きなかった
B:災厄が起きた
Aだったら、予言者は「神へ品物を捧げたために災厄から逃れた」と言うし、Bだったら「儀式を行ったためにこの程度の災厄で済んだ」と言えるんだわー。
多分、日本のお母さんがたは毎日毎日、呪いをかけられてるんだと思う。
アレもコレもソレも全部やらないとならない、母乳じゃないとダメ、離乳食は規定のグラムで全部食べさせないと、おむつは早くはずさなきゃ、食事は全部手作りでないと、迷惑がかかるから子供連れで外出しない、子供に怒っちゃダメ、ひっぱたいちゃダメ、家事はちゃんとやって、育児と仕事の両立しなきゃ、一人っ子じゃ……。
……自分がダメな母親になっちゃう。
……子どもがちゃんと育たなくなっちゃう。
呪いです。ホントに。上記全部こなしたとしても、良い母親で良い子どもに育つという保障なんかありません。こういう呪いがあっちこっちからかけられてるんだと思うのよ。だから、あのブログがものすごく共感を呼ぶんだと思う。
その他の記事
|
日本が地震大国であるという現実(高城剛) |
|
小笠原諸島の父島で食文化と人類大移動に思いを馳せる(高城剛) |
|
南国の夜空を見上げながら読むアーサー・C・クラーク(高城剛) |
|
これからの日本のビジネスを変える!? 「類人猿分類」は<立ち位置>の心理学(名越康文) |
|
中央集権的システムがもたらす「あたらしい廃墟」(高城剛) |
|
選挙だなあ(やまもといちろう) |
|
【高城未来研究所】「海外に誇る日本」としてのデパ地下を探求する(高城剛) |
|
ビジネスマンのための時間の心理学――できる人は時間を「伸び縮み」させている(名越康文) |
|
タレント候補が減った理由–戦い(の見物)を終えて(やまもといちろう) |
|
テレビと政治の関係はいつから変質したのか(津田大介) |
|
幻の絶滅鳥類ドードーが「17世紀の日本に来ていた」という説は本当なのか(川端裕人) |
|
『スターウォーズ』は映画として不完全だからこそ成功した(岩崎夏海) |
|
「OP PICTURES+フェス2022」石川欣・髙原秀和 80年代デビューのピンク俊英たちが新しい時代に放つ爆弾!(切通理作) |
|
気候変動がもたらす望まれない砂漠の緑地の皮肉(高城剛) |
|
パーソナルかつリモート化していく医療(高城剛) |











