巨大金融機関を解体せよ
――今後は、どのようにすれば、健全な市場原理が働く「正しい金融機関」を作ることができると思いますか。
藤沢:世界金融危機の反省から、現在、大きすぎてつぶせない金融機関に対しては、リスクの高いトレーディング業務を禁止したり、めったにつぶれないように自己資本の積み増しをさせるなど、国際的な規制強化をしようとしています。こうして、金融機関からすれば、コストが上がっていくわけですから、どんどん儲からなくなってきている。まあ、「外資系金融の終わり」というわけです。
しかし、これは現在の大きすぎる金融機関をそのまま温存して監視していく、というある意味で保護主義、社会主義的なやり方です。僕は、根本的に、大きすぎる金融機関は、機能を分離したり、大きさに制限をかけたりして、つぶれてもいいようなシステムをつくっていくべきだと考えています。しかし、これは理想ですが、机上の空論でもあり、現実的にはむずかしいかもしれません。
金融機関というのは、多国籍化しているので、アメリカだけ規制しても、イギリスに穴が空いていたらダメですし、アメリカとイギリスで規制強化しても、スイスや香港、シンガポールに行くかもしれない。フランスやドイツは、相変わらず大きすぎてつぶせない巨大銀行を抱えています。金融の規制改革というのは、世界同時にやっていかないと意味がないので、なかなかむずかしいのです…。
その他の記事
|
「キモズム」を超えていく(西田宗千佳) |
|
いまさらだが「川上量生さんはもう駄目なんじゃないか」という話(やまもといちろう) |
|
2018年は誰もが信じていたことがとても信用できなくなる事態が多発するように思われます(高城剛) |
|
観光バブル真っ直中の石垣島から(高城剛) |
|
『無伴奏』矢崎仁司監督インタビュー(切通理作) |
|
本当に夏解散? 改造先にやって秋解散? なぼんやりした政局(やまもといちろう) |
|
言葉と、ある相続(やまもといちろう) |
|
俺たちが超えるべき103万円の壁と財源の話(やまもといちろう) |
|
これからの時代にふさわしい正月らしさとは(高城剛) |
|
空港を見ればわかるその国の正体(高城剛) |
|
『風の谷のナウシカ』宮崎駿著(名越康文) |
|
なつのロケット団とISTは、リアル下町ロケットなのか(川端裕人) |
|
高齢の親と同居し面倒をみていますが、自分の将来が不安です(石田衣良) |
|
日本初の「星空保護区」で満喫する超脱力の日々(高城剛) |
|
小商いと贈与(平川克美) |











