巨大金融機関を解体せよ
――今後は、どのようにすれば、健全な市場原理が働く「正しい金融機関」を作ることができると思いますか。
藤沢:世界金融危機の反省から、現在、大きすぎてつぶせない金融機関に対しては、リスクの高いトレーディング業務を禁止したり、めったにつぶれないように自己資本の積み増しをさせるなど、国際的な規制強化をしようとしています。こうして、金融機関からすれば、コストが上がっていくわけですから、どんどん儲からなくなってきている。まあ、「外資系金融の終わり」というわけです。
しかし、これは現在の大きすぎる金融機関をそのまま温存して監視していく、というある意味で保護主義、社会主義的なやり方です。僕は、根本的に、大きすぎる金融機関は、機能を分離したり、大きさに制限をかけたりして、つぶれてもいいようなシステムをつくっていくべきだと考えています。しかし、これは理想ですが、机上の空論でもあり、現実的にはむずかしいかもしれません。
金融機関というのは、多国籍化しているので、アメリカだけ規制しても、イギリスに穴が空いていたらダメですし、アメリカとイギリスで規制強化しても、スイスや香港、シンガポールに行くかもしれない。フランスやドイツは、相変わらず大きすぎてつぶせない巨大銀行を抱えています。金融の規制改革というのは、世界同時にやっていかないと意味がないので、なかなかむずかしいのです…。
その他の記事
|
「岸田文雄ショック」に見る日本株の黄昏(やまもといちろう) |
|
「国際競争力」のために、何かを切り捨ててよいのか(やまもといちろう) |
|
サプリメントにも必要な「衣替え」(高城剛) |
|
「OP PICTURES+フェス2022」石川欣・髙原秀和 80年代デビューのピンク俊英たちが新しい時代に放つ爆弾!(切通理作) |
|
本当に今、自分は仕事を楽しめているだろうか?(本田雅一) |
|
あれ? これって完成されたウエアラブル/IoTじゃね? Parrot Zik 3(小寺信良) |
|
「春のイライラ」東洋医学の力で解消しよう!(若林理砂) |
|
映像製作とカンナビス・ビジネスが熱いロサンゼルス(高城剛) |
|
統制される仮想通貨界隈、イギリスがすべての暗号資産を国家管理に(やまもといちろう) |
|
変わる放送、Inter BEEに見るトレンド(小寺信良) |
|
5年すればいまの世界はまったく違う世界に変わっている(高城剛) |
|
ネットメディア激変の構図とサブスクリプション問題(やまもといちろう) |
|
公共放送ワーキンググループがNHKの在り方を巡りしょうもない議論をしている件(やまもといちろう) |
|
Oculus Go時代に「Second Life」を思い出す(西田宗千佳) |
|
縮む地方と「奴隷労働」の実態(やまもといちろう) |











