城先生から「先生は、やめていただくと、うれしいです。先生は、自然。人間を先生にすると、今の世になります。」そして、その後、城先生からの年賀状に「人間基準と自然基準では正反対になります。実践でそれを味わっています」とあったらしい。K女史は大変丁寧な方なので、当初「城先生」と呼ぶつもりであったらしいが、城先生からこのような要望が出されたので、いっしょうけんめい「城さん」と呼ぶ練習をして、講習会に臨まれたらしい。K女史の人柄を知っているだけに、その報告のメールを読んでいて、何となく微笑が浮かんできた。
さて、私はこの城先生と3月7日に、東京のど真ん中、銀座の中央公論新社で公開トークを行なう事になっているのだが、ここで城先生をどのようにお呼びするかという事が、ひとつの大きな課題として浮上してきた。ものを教える立場の人を「先生」と敬称で呼ぶことは、一つの日本の伝統的習慣である。私も日本の武術という、いわば日本の伝統的世界の末端に関わっている者として、その常識の中にいる。ただ、それはあくまでも私自身の価値観の習慣性や美意識の問題であるから、他人に対してそれを強要するつもりは全くない。したがって私は、ただ、相手が呼びたいように呼んでもらうだけである。しかし、私も相手によっては「甲野先生」などと呼ばれると、あまり居心地が良くないことがある事は確かだ。
その他の記事
|
YouTube発信を始めようと考えた理由(本田雅一) |
|
「親友がいない」と悩むあなたへ(名越康文) |
|
トレンドマイクロ社はどうなってしまったのか?(やまもといちろう) |
|
『STAND BY ME ドラえもん』は恋する時間を描いた映画(切通理作) |
|
「銀座」と呼ばれる北陸の地で考えること(高城剛) |
|
スマートスピーカー、ヒットの理由は「AI」じゃなく「音楽」だ(西田宗千佳) |
|
Appleがヒントを示したパソコンとスマホの今後(本田雅一) |
|
「貸し借り」がうまい人は心が折れない(岩崎夏海) |
|
ヒトの進化と食事の関係(高城剛) |
|
高いエステはなぜ痛いのか――刺激と退屈の心理学(名越康文) |
|
ICT系ベンチャー「マフィア」と相克(やまもといちろう) |
|
なぜか勃発する超巨額ワーナー争奪戦から見るNHK問題の置いていかれぶり(やまもといちろう) |
|
「報道されない」開催国ブラジルの現在(宇都宮徹壱) |
|
5-10分の「忘れ物を取り戻る」程度の小走りが脳を変える(高城剛) |
|
「#metoo」が本来の問題からいつの間にかすべてのハラスメント問題に広がっていくまで(やまもといちろう) |











