いかがでしょう?
マリラに「本当の名前は何なの?」と問い詰められたアンは、仕方がなく、「アン」(Anne)という自分の名前を言います。そして、「もし、私をアンと呼ぶのならば、スペルにEがついたアンと呼んでください」と頼む。ここに、アンのこだわりが見えます。
英語のアンの表記には、「Anne」と「Ann」の二つがあることを背景にした会話ですが、『赤毛のアン』の中でも最も有名な場面の一つで、演劇やミュージカル、映画になるときには必ず引用される部分です。
ここに出ている単語には、それほど難しいものはありません。中学生でも、理解できるでしょう。ところが、このやりとりは、間違いなく英語のものになっている。リズム、テンポ、その背景にあるマインドセットが、英語固有のものです。
英語を学ぶとは、必ずしも難しい単語や表現を必要とすることではありません。むしろ、それは一つの感覚であり、さらに言うならば一つの態度(attitude)なのです。こんなにシンプルな表現でも、英語の神髄に触れられることは、知っておくべきかもしれません。
マリラの表現の中で、「fiddlesticks!」というのが面白いですね。これは、とるに足らないもの(any meaningless or inconsequential thing; trifle)を表す口語表現。もちろん、fiddlestickはもともとバイオリンの「弓」のことですが、このような表現にも使われます。
この名文!
But if you call me Anne please call me Anne spelled with an E."
でも、もしアンと呼ぶのなら、「E」のついているほうのアンと呼んでください。
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