
やまもといちろうの記事一覧
個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。記事一覧:
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平成の終わり、そして令和の始まりに寄せて
あまり元号に思い入れのない昭和48年生まれの私ですが、昭和が終わるときは何か世間がドタバタしていて、崩御された昭和天皇が下血で苦しんでおられるような報道が続いてものすごい陰鬱な雰囲気であったのを覚えています。まだ高校生だったかと思うのですが、あ、これは元旦まで無理矢理誰かが生かされようとしているぞ、誰かの都合で、みたいな感覚を連日のテレビ報道でぼんやりと思っていました。今回は、今上天皇の英断で、まだご存命、ご健康なうちにご退位されるという話ですので、国民の混乱は最低限に抑えられたという点で非常に良かったのではないかと感じます。お疲れ様でございました。(2019.04.28) 続きを読む
『ズレずに 生き抜く』(文藝春秋)が5月15日刊行されることになりました
拙著、『ズレずに 生き抜く』が5月15日に文藝春秋から刊行されることになりました。このところ、公私ともに慌ただしいところがあり、常勤の仕事がなくなってすっかり引退気分でいたものが、むしろスキマ時間にいろいろと詰め込まれて収拾がつかなくなっているところであります。人生、そんなもんなのでしょう。(2019.04.26) 続きを読む
『魔剤』と言われるカフェイン入り飲料、中高生に爆発的普及で問われる健康への影響
ここのところ、青少年の精神状態や学習について研究している精神科医や厚労省方面の人たちの間でよく話題になるのは「レッドブル」(オーストリア;レッドブル社)「モンスターエナジー」(アサヒ飲料)や「チョコラBB」(エーザイ)「EXSTRONG」(マツキヨ)など、カフェインやビタミンB群を大量に含有しているドリンク類の健康、精神面への影響で、これを早期に規制するべきかで大きな議論になっています。(2019.04.15) 続きを読む
「ストレスを溜め込まない」って、意味あります?
良く生き方本や自己啓発などで、ストレス解消法のような内容が多数出てくるわけですけど、みんなそんなに日々をストレスいっぱいで生きているのか不思議な気分になります。もちろん、身体的に、あるいは精神的に不具合もありつつ何かモヤモヤし続けているとか、お前早く病院に行けという事案であれば仕方がないのかもしれませんが、外と内とのミスマッチで起きるストレスは、どうやったって絶対感じるものだと思うんですよ。(2019.03.31) 続きを読む
Googleの退職エントリーラッシュに見る、多国籍企業のフリーライド感
このところ、Googleなど海外の多国籍企業の人たちが辞めるにあたり、その労働環境が如何によかったか、また、働き手として恵まれた報酬を得ていたのかを披露するエントリーが立て続けに出て、またそれを日本企業と見比べるという連鎖が起きていて興味深いです。非常に優れた人がより働きやすい環境を求めてGoogleなどの事業者の門を叩くのは自然なことで、そこを退職するにあたり本人が本当にそう感じたことをきちんとブログなどにまとめて対外的に発信することは貴重で、読んでいて「なるほど、きちんと技術者を遇するというのはこういうことなのだな」と思います。(2019.03.31) 続きを読む
物流にロボットアームを持ち込む不可解、オーバーテクノロジーへの警鐘
タイトルは偉そうなものをつけたのですが、例のボストンダイナミクスが発表したというロボットアーム付き台車のデモンストレーション動画がTechCrunchに上がっていたので見物してみました。悪い意味で、びっくりしたのですが。動画を観てすぐにわかると思いますが、これは使い物にならないぐらいの効率しか実現できないのだろうなあという部分で、まず物流のような大規模な荷捌きにはもともと不向きなのは仕方がない部分です。ベルトコンベアと非接触タグ/QRコードのコンビの荷捌き効率は圧倒的ですからね。(2019.03.29) 続きを読む
幻冬舎、ユーザベース「NewsPicks」に見切られたでござるの巻
2月26日以降、幻冬舎とユーザベース「NewsPicks」との間で共同事業として行われていた「News Picks Books」の扱いを巡り、ユーザベース側から幻冬舎との関係解消を申し入れた話が幻冬舎・見城徹さんからTwitter上でブチまけられ、話題になっておりました。昨日私もさっそくブログを書いたわけなんですが、双方当事者だけでなく書籍の執筆者からも「何この騒動?」という話が噴き上がっていたので、改めて整理したいと思います。(2019.02.28) 続きを読む
立憲民主党の経済政策立案が毎回「詰む」理由
2月21日、立憲民主党で経済政策の調査部会が立ち上がる、というニュースが出ました。私は直接かかわっているわけではないのですが、近しい筋が大変苦労されているということでお話を伺う機会は少なくないなかで、個人的に「ねえ、これどうやって着地させようとしているの?」という内容がどんどん深刻になってきておりまして、問題のない範囲で書いてよいというので私的な見解を述べたいと思います。(2019.02.27) 続きを読む
古市憲寿さんの「牛丼福祉論」は意外に深いテーマではないか
先日、文学賞レースを睨んだ『文學界』の対談で、古市さんと落合陽一さんの対談が地味に炎上しました。私もその辺はかなり真面目に政策検証したりしているものですから、かなり雑に、しかし楽観的にテクノロジーと高齢化社会を語る二人が面白くもあり、一方でこれは確かに不謹慎で、安楽死と尊厳死の違いも判らずに論じて大丈夫なのかと思っておりました。案の定炎上したわけなのですが、おそらくは身の回りに深刻な介護の問題を抱えた親族がいらっしゃらないか、地域の問題として町内会や管理組合などで介護や急性期医療の問題に取り組むということなど彼らにはないので、おそらくは実体験のない想像の範囲外なのでしょう。(2019.02.22) 続きを読む
イケてた会社のリストラに思う
ご存知の方もあるかと思いますが、大手ソーシャルゲーム関連銘柄でこのところ立て続けに大規模リストラが進んでおり、人材市場にこれらの企業を見切ったか、肩を叩かれたとみられる人材が溢れ出てきて面接待ちをしています。(2019.02.01) 続きを読む
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消費市場が活性化するインドの今(高城剛) |
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トランプVSゼレンスキー、壊れ逝く世界の果てに(やまもといちろう) |
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