高城剛の記事一覧

1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。
記事一覧: 501件

幸福度を底上げするためのまちづくり

今週は、香港、大阪、奈良の曽爾村、岡山と移動しています。香港では、かつてのような国際金融都市としての輝きが確実に失われています。セントラルを歩いていても、以前なら聞こえてきた多言語の喧騒が明らかに減って、代わりに北京官話が目立つようになり、街全体の「国際性」が急速に薄れているのを実感します。(2025.10.27)  続きを読む

テクノロジーは常に権力よりも速く動く

今週は、香港にいます。今から40年ほど前、当時大学生だった僕は民放のドキュメンタリー番組のディレクターとしてこの地に立っていました。それまでも何度も訪れていて馴染みがあった香港には、任天堂スーパーファミコンの海賊版ソフトが街中のあちこちで売られており、1つのパッケージに50のタイトルが入っている「50 in 1」などと書かれたソフトウェアが販売されていました。もちろん違法です。(2025.10.20)  続きを読む

甲信越の山々を歩いて縄文の時代を想う

今週は、甲信越一帯をウロウロしています。茅野、八ヶ岳、佐久、東京を挟んで軽井沢、山梨中央、河口湖とあちこち回っており、このあたりはもうすっかり秋。日によっては日中でも10度近くまで気温が下がります。(2025.10.13)  続きを読む

世界経済の動向を歴史的サイクルから考える

今週も東京にいます。東京に戻るたびに、物価の高騰を肌で感じます。最新のスマートフォンや日用品、外食に至るまですべてが値上がりしており、特に都内のホテル代は世界中のどこの都市より割高だと痛感します。(2025.10.06)  続きを読む

季節の変わり目を迎えて

今週は東京にいます。4ヶ月近くに及んだ欧州滞在から帰国すると、すっかり季節も移り変わり、夜は秋を感じるようになりました。(2025.09.29)  続きを読む

街は誰のものなのか

今週も、バルセロナにいます。忙しかった夏が過ぎ、バルセロナの9月は夏の熱気が緩み始め、秋の足音が確かに街の隅々へと広がっていく時期です。日中も28度前後へと下がり、昼間はまだTシャツでも過ごせますが、夜は少しだけ肌寒く感じる日も増えてきました。(2025.09.22)  続きを読む

「投資」や「保険」としての移住

今週も、バルセロナにいます。三ヶ月に及んだ「ノマドアカデミー・バルセロナ校」も、無事終了しました。すでに各種ビザをお申し込みの方もそれなりにいらっしゃいまして、皆さん、着々と前に進んでいらっしゃるようで、嬉しい限りです!(2025.09.15)  続きを読む

心身の健康を守るために気候とどう向き合うか

今週も、バルセロナにいます。この街に長く滞在していると、日本とはまったく異なる季節のリズムを肌で感じます。(2025.09.08)  続きを読む

素晴らしい地中海食

今週は、バルセロナにいます。この夏は、数ヶ月にわたってバルセロナを拠点にしておりますが、人類の文明を育んできた気候と、そこから生み出される食の恩恵により、長期滞在しててもまったく不快感がありません。ここ最近は和食を食べることなどもなく、肉すらほとんど口にしていませんが、実に不思議かつ快適な体感があります。(2025.09.01)  続きを読む

都市として選択の岐路に立たされるサンセバスチャン

今週は、サンセバスチャンにいます。ピレネー山脈の西端、フランス国境からほど近いこの街は、ヨーロッパの辺境でありながら、数十年にわたって世界の食と文化を牽引してきました。ラ・コンチャ湾に面したわずか十八万人の都市が、なぜここまで注目を集め続けるのか。その答えは、歴史や地理だけでなく、文化を担ってきた人々の情熱にあります。(2025.08.25)  続きを読む

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