やまもといちろうの記事一覧

個人投資家、作家。1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員を経て、情報法制研究所・事務局次長、上席研究員として、社会調査や統計分析にも従事。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。日経ビジネス、文春オンライン、みんなの介護、こどものミライなど多くの媒体に執筆し「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。
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弛緩の自民党総裁選、低迷の衆議院選挙見込み

自民党総裁選が「9月17日告示・同29日開票」で決定し、すでに岸田文雄さん、高市早苗さんの立候補が表明されておりますが、下村博文さんが出馬を早々に発表しながら安倍晋三さんに引導を渡され菅義偉さんに「立候補するなら政調会長を降りろ」と当然の圧力がかかって出馬見送り。逆に一度は出馬見送りを表明したはずが、ここで出なければもう二度と総裁選に出られないかもしれないという話が周辺で渦巻いた結果、煽られて出馬に含みを持たせる発言を石破茂さんがして、これはこれでどうなのだという話になっております。どれもこれも非常に素敵な人間ドラマだなあと思いつつも、目の前の感染症対策やそれに伴う経済対策どうするよというところで総裁選の機運があまり盛り上がりません。(2021.08.31)  続きを読む

環境省が目論む「炭素税」の是非と社会転換の行方

炭素税についていよいよ本丸であるところの環境省から議論が出てきました。炭素税を含むグリーン税制の問題は、私も門外漢ながらいろいろとヲチさせていただいてきたのですが、いわゆる「三重の配当論」や、カーボンプライシングを社会実装するためにどういう税負担を行うのが国民にとって適切かという話になるのは当然のことです。(2021.08.27)  続きを読む

FATF勧告でマネーロンダリング日本不合格の後始末

昨今最高に揉めている一件がこの「FATF勧告で日本は不合格に値する重点フォローアップ国にランク付けされる」という話でありまして、これは端的に言えば、日本のアンチマネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金供与対策のことです。報じられている内容はあくまで2018年時点でFATF参加国の相互検証において適格なこれらのAML/CFT対策が取られていたかということなのですが、その後、日本では次々に違法な犯罪収益移転の疑いのある資金流出が明らかになっており、19年にはアメリカ通貨監督庁(OCC)から三菱UFJ銀行が名指しでアンチマネーロンダリングの対策を徹底するよう要望を出されて、一定の合意をさせられるという事態にまで発展しました。(2021.08.02)  続きを読む

パラリンピック「中止」の現実味と、五輪中止運動のこぶしの下ろし先

東京都内の感染者数だけで4,000人の大台に乗りまして、また、8月中の都内感染者の予測が中央値でも1万人を超えそうだという流れになりました。結構大変なことだと思うのですが、先日別件でオリパラ関係の責任者に呼ばれて会議に出席したところ(それもリアル会議)、冒頭から「感染者の増大は想定の範囲内で、特段の問題を感じていない」と宣言され、じゃあ何のために私はこの会議に呼ばれたのだろうと不思議に思った記憶がございます。(2021.08.01)  続きを読む

出口が見えない我が国のコロナ対策の現状

このメルマガの月末恒例巻頭言を書いている最中にも揉め事や困り事の連絡は多数届くわけなんですが、五輪前から夏休みの感染症対策や夏場の経済息切れへの追加予算などさまざまな検討が全部見送られ、それらの理由も単純に「本当に五輪開催が大変だから」と「ワクチンが計画通り水揚げされず、9月末以降も見通せなくなりかねないから」という微妙な内容だったためにガックリ来ておるわけですよ。確かにワクチンを2回きちんと打っていれば重症化しないとはいえ感染すればキャリアとなり他の人に伝染させる可能性はありますから、いままで通り以上の対策が必要であることは言うまでもありません。(2021.07.31)  続きを読む

「ワクチン接種」後のコロナウイルスとの戦いは「若者にも出る後遺症」

ワクチン接種については第三コーナーを回ろうかというところで「ワクチン供給の多難」イベントが発生し、自治体向けワクチン供給や広がった職域接種にブレーキをかけなければならない段階に突入しました。正直これは起きることだなと思っておりましたし、そもそも昨年のファイザー社の基本合意やヨーロッパからのワクチン輸出においては「オリンピックを開催するので優先的にワクチンを回してください」というロジックも一部に入っておりました。したがって、東京オリンピック・パラリンピックが閉幕する9月4日よりも後の接種体制について物量を用意してくれる保証はすでに無くなっていることも考えれば、ワクチン輸入体制が絞られかねない怖れは以前からあって、今回それが顕在化したよねという話に違いはありません。(2021.06.30)  続きを読む

次々回衆議院選挙10増10減の恐怖と有力政治家国替え大作戦の今後

 Twitterでふらりと10増10減と国替えについて書いたところ、ジャーナリストや経済学者の皆さまなど大物が次々と言及、またDMをくださいまして大盛況になりました。ありがたいことです。というのも、今回総務省から出た一票の価値を2倍以下にする選挙区区割り改正案が出まして、当初の予測通り10増10減で決まりそうです。前回は0増6減で定数単純減となった一方、今回はなかなか騒ぎになりそうな内容になっています。(2021.06.30)  続きを読む

大揉め都議選と「腐れ」小池百合子の明るい未来

この「腐れ」というのは某都民ファースト関係者の方の暴言です。ただ何というか、都民ファーストの都議の中にも結構まともな人はおられて、一桁ちょっとかもしれないけれども議席を守る人は東京都民にとって大事な人物に育つ可能性はあります。注目してきたいと思うんですよ、かなりの都ファの都議が一期で死に絶えるとしても。で、問題となるのはその「腐れ」の理由なんですが、やはり大きいのは「都民ファーストは小池百合子さんが主宰した私党としてスタートした、比較的まともな人たちの集う政党であった」という点です。(2021.06.30)  続きを読む

問題企業「DHC社」が開く、新時代のネットポリコレの憂鬱

いろいろアレな感じのお騒がせ企業DHC社が、差別用語満載の素敵記事を削除に追い込まれました。DHC社会長の吉田嘉明さんにつきましては、いろいろありましたので個人的に申し上げるべきことはそう多くないのですが、ただ周辺の事態はDHC社や吉田さんの「モノの言い方」を起点としてなかなかの火力で騒ぎになってきているので触れないわけにもいきません。(2021.06.01)  続きを読む

仮想通貨(暗号資産)相場は何度でもバブり、何度でも弾ける

というわけで、一時期は600万円台を付けていたBTCも相場は一服、いまでは400万円を割る動きになっていて、いろいろと周囲も阿鼻叫喚であります。かくいう私と言えば、随分低い金額でちょっぴり持っていたものが、リアルの忙しさにかまけて放置していた状態からダーッと上がって、ダーッと下がってきたという点で「何も起きていなかった」という結論になるわけですが。(2021.05.31)  続きを読む

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