食いっぱぐれないために
おそらく今の日本の若者たちがなかなか自信を持てないのは、「これがあれば食べていける」というものが無いです。
昔は「手に職」といって、職人さんになれば一生食いっぱぐれがないと言われていましたけれども、現代において、既存の企業に頼らずに生きていくのに、一番必要な技術はITだと思います。
それなのに、それを身につけようとする若者が少ない(もちろん昔に比べてば増えていると思いますが、まだまだ少ないという意味です)ということが、日本の実はもっとも根深い問題だとも言えます。
もっと自信がつくと思うんですよ。自分でサイトやアプリが作れるようになれば。
例えば、この「サトナカ」のクッキーにしても、インターネットで売っているから全国から注文が来るわけです。要するに、どんなに地方にいても、どんなものでも、イノベーションさえ起こせれば、それをインターネットに載せることで世界中を相手に発信することができる。
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サトナカのクッキー、実物![/caption]
現代では、インターネットというものを使いこなせるようになったとき、その人は大変な自由を手にすることができるんです。
マルクス的な言い方をすれば、生産手段を自分で持つということ。資本家になれるということです。
「理系だから」とか「IT企業に入りたいから」といった理由でネットの勉強をする時代ではありません。一人の人間が自由になるために、ある意味では現代人の素養としてみんながITの勉強をするべき時代だと思います。
<この文章は茂木健一郎のメルマガ『樹下の微睡み』より抜粋したものです。もしご興味を持っていただけましたら、ぜひご購読ください>
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