高城剛の記事一覧

1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。
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21世紀の民族大移動:大きくリフォーム中にある移民大国の今

今週は、シドニーにいます。およそ4年ぶりに訪れると、この街で起きている大きな変化に気がつきます。コロナ禍で減ったと思われていたアジア人が、以前より増しています。近年の国勢調査によりますと、シドニー在住の中国系オーストラリア人の人口が15%近くまで高まり、7人にひとりが中国系となる計算で、また彼らの大半が2008年以降の移住者です。(2023.02.06)  続きを読む

次の食文化を左右するであろうアニマルウェルフェアネスと環境意識

今週は、ニュージーランドのネーピアにいます。北島東部ホークス・ベイ地方に位置するこの街は、南半球最大の羊毛産地を擁する巨大な畜産業と、ニュージーランド最大のリンゴ、西洋梨、ワイン用ブドウの一大産地でもありますが、日本では意外なことで街の名前が知られています。(2023.01.30)  続きを読む

コロナが終息しても、もとの世界には戻らない

今週は、メルボルンにいます。移民大国オーストラリアは、海外で生まれた者または両親のどちらかが海外で生まれた者(移民)が、現在、総人口に占める割合の5割を超え、両親いずれもオーストラリア出身かつオーストラリアで生まれた者の割合を上回った多民族国家になりました。シドニーに次ぐ第二の都市メルボルンも他ではなく、この十年で移民が急増し、2031年にはシドニーを抜くオーストラリア最大の都市になると予測されています。(2023.01.23)  続きを読む

「コントラスト」と「ダイナミックレンジ」

今週は、東京にいます。数日前まで滞在していたウエウエテナンゴとの気候の違いが身に沁みる日々ですが、グアテマラと日本が違うと感じるのは、気候もさることながら社会に漂う情報量の差です。(2023.01.16)  続きを読む

暦から社会と自分の未来を読み解く

あけまして、おめでとうございます。今週は、グアテマラのアティトラン湖にいます。標高1562mにある淡水のアティトラン湖は、約8万4000年前の噴火でできたカルデラで、深さは341メートルもある中央アメリカで最も深い湖です。(2023.01.09)  続きを読む

世界情勢の大きな変わり目を感じる今年の終わり

今週は、タイの最北部チエンラーイ→チェンマイ→バンコク→東京→那覇→東京→ダラスと移動しています。師走は、一般的に普段は穏やかな僧侶=師も走るほど忙しい時期だと思われていますが、この漢字は当て字にすぎません。(2022.12.31)  続きを読む

一年のサイクルが循環して再びスタートする冬至を迎えて

今週は、バンコクにいます。先週滞在していた札幌と気温差が、およそ40度。時差ぼけより気温ボケのほうが堪えるもので、また、着込む服もまったく違うことから、どんなに重ね着して調整しても限界が生じます、と慌ただしく移動していると、ときたま人生がループしているような錯覚に陥ります。(2022.12.26)  続きを読む

数値化できる寒さと数値化することができない寒さ

今週は、札幌にいます。先週滞在していたベトナムとの気温差が、およそ40度。時差ぼけより気温ボケのほうが堪えるもので、また、着用する服もまったく違うことから、どんなに重ね着しても限界が生じます。(2022.12.19)  続きを読む

ベトナムが暗示する明日の世界絵図

今週は、ホーチミンにいます。およそ3年ぶりに訪れたベトナムは、様相が大きく異なっていました。コロナ政策の失敗と事実上のバブル崩壊と重なって、街にかつての活気がありません。(2022.12.12)  続きを読む

もし、輪廻転生があるならば

今週は、金沢にいます。長年懇意にしている医師が金沢にいらっしゃいまして、機会あることにお邪魔し、検査結果に基づきメンテナンスに励んでいます。(2022.12.05)  続きを読む

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