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記事一覧: 1164件

ITによって失ったもの

多くのサラリーマン諸氏は、そろそろ夏期休暇に入る頃だろう。皆さんも少し時間が取れるだろうから、今日は時間にまつわる話をしたい。今から30年ぐらい前だろうか。僕は仕事の傍ら、アマチュアの音楽家として自分で曲を作り、打ち込みと生演奏をミックスしたライブ活動をしていた。一緒に演奏してもらう仲間に曲を聴かせるわけだが、お互い社会人なので忙しい。出演してくれるベーシストにデモトラックの入ったカセットテープを渡すため、仕事帰りのサラリーマンでごった返す千代田線西日暮里駅の、JR線との乗り換え改札で待ち合わせしていた。(2017.08.14)  続きを読む

誰がiPodを殺したのか

7月28日、アップルはiPod nanoとiPod shuffleを製品ラインナップからはずしたと公表した。これで、iPod Touchをのぞき、音楽プレイヤーとしての「iPod」は現行製品から姿を消すことになる。純粋な音楽プレイヤーとしてのiPodが消えたのは、スマートフォン的な機器に需要を奪われたためだ。だから「iPhoneがiPodを殺した」とも言える。だが、筆者は「iPhoneがiPodを殺した」という表現には異論がある。(2017.08.07)  続きを読む

ようこそ、あたらしい体験「サウンドメディテーション」へ

今週は東京にいます。先週お伝えした「サウンドメディテーション」に、大変多くのお問い合わせをいただきました。Youtubeで小淵沢で行われたセッションの模様を公開しておりますが、今週は東京でも実験を続けています。(2017.08.07)  続きを読む

フェイクニュースか業界の病理か、ネットニュースの収益構造に変化

先日来、フェイクニュースやPR付ける付けない問題ですったもんだしているウェブメディア業界ですが、ここにきて広告主のデジタル予算のつけ方がだいぶ変わってきたこともあって地殻変動をし始めているようです。お世辞にもクオリティメディアとは言えない某ウェブメディアでは売り上げがいきなり二割減に陥ったり、相互にコンテンツ融通している先との関係解消に至ったりしている理由は「ページ数を増やしても収益にはつながらなくなってきた」ことが背景にあります。もちろんウェブニュースバブルが弾けたという簡単な結論にはなり得ないのですが、このところ右肩上がりで増えてきたニュース系サイトへのページビューが頭打ちになってきて、取引の成立割合を示すコンバージョンレート(CVR)も劇的に減ってきたのは特筆するべきところです。大手出版社系のウェブメディアも総じて横ばいに転じ、コンテンツごとの売り上げも以前ほどの利益水準でなくなってきました。(2017.07.31)  続きを読む

無風と分裂の横浜市長選2017、中央が押し付ける「政策」と市民が示す「民意」

結果的に波乱となったフォローアップの大型市長選2つ、仙台市長選と横浜市長選は終わったわけなんですが、横浜市長選については出口調査の結果から現職の林文子女史が当選ゼロ打ち、開票作業の始まる8時から1分経たずに調査各社から当選確実の一報が出てメディアで報じられることになりました。メディア的には、大口の話として横浜市長選は菅義偉官房長官の影響力が強く、また重要法案であるIR法(通称・カジノ法)が前に出てきているため、横浜でカジノをやるのかやらないのか、ここで菅さんら政権側が支援している現職の林女史が落選するか、快勝ではない勝ち方をすると政権にさらなるダメージが及ぶのではないかという恐れがあったわけです。(2017.07.31)  続きを読む

週刊金融日記 第277号 <ビットコイン分裂の経済学、ハードフォーク前夜の決戦に備えよ他>

世界で最初に作られた暗号通貨であり最大の価値を持つビットコインが、8月1日にブロックチェーンを分岐させ、新たな暗号通貨ビットコイン・キャッシュが生まれる。予定通りに恒久的な分岐が行われれば、ビットコインの所有者は、同数のビットコイン・キャッシュを同じく所有することになる。(2017.07.31)  続きを読む

テレビのCASがまたおかしな事に。これで消費者の理解は得られるか?

無料放送にCAS、すなわち著作権保護技術を搭載するという「ユニーク」な方法論を取っているのが日本という国だ。そもそもは現BS放送の有料化を睨んでCASを搭載すると言う話だったものが、有料化への目処が立たず、なし崩し的にCCASだけが残った。だが2018年12月からスタートするBS 4K本放送に向けて、別のCASシステムが搭載されることになりそうだ。しかも消費者負担で。(2017.07.31)  続きを読む

サウンドメディテーションという新しい旅路を探る

今週は小淵沢にいます。ここ数ヶ月、小淵沢に通っているのは、あたらしいプロジェクト「サウンドメディテーション」のためで、駅からほど近い神社の能楽堂で、まるで「未来の能」(場合によっては、「未来の狂言」)のような実験を追求しています。(2017.07.31)  続きを読む

世界を息苦しくしているのは「私たち自身」である

茂木:もともと、2011年の震災後に始めたメルマガ「樹上の微睡み」(〜2013年)の中で「続・『生きて死ぬ私』」というタイトルで連載していた・コラムエッセイだったんです。『生きて死ぬ私』は、僕の30代における思考の出発点そのものといってもいい記念碑的な本なんですが、まさにその続編といっていい。そういう意味では、「自分の原点が詰まった本が、20年ぶりにやっと出た」という感じ。(2017.07.29)  続きを読む

「蓮舫代表辞任」後の民進党、野党、ひいては反自民について考える

メルマガの冒頭に、ちょうどいま見物させられている横浜市長選の話を絡めて、観測として出回っていた蓮舫代表辞任の話を論じようと思っていたわけです。ところが現実は厳しく、こちらが伝え聞いていた「民進党関係候補の横浜市長選敗退を見てからの蓮舫女史の代表辞任を決断」というシナリオが前倒しになり、結果も見ずに辞めちゃうという流れになっておるようです。それだと、曲がりなりにも戦勝した仙台市長選をいわば「軽視」して、都議会選挙敗勢の結論だけで辞任(二重国籍問題はあれど)という流れになるわけでして、最後の最後までいろいろ堪え性のない民進党執行部だったなあと思うのであります。(2017.07.27)  続きを読む

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