名越康文
@nakoshiyasufumi

名越康文メルマガ『生きるための対話』より

「近頃の新入社員は主体性に欠ける」と感じる本当の理由

社会を一気に変えることはできない

 

僕はメルマガの中で繰り返し、「枠から抜け出そう」ということを訴えてきました。それは、仏教的な意味での<「自分」という枠組みから抜けだそう>というメッセージと同時に、ここまで述べてきたような日本人独特の<ただし、この範囲の中で>という無意識の枠組みに気づき、そこから抜けだしていく必要がある、と考えているからです。

 

そこから抜け出さないことには、僕らは本当の意味で「好き嫌い」の区別を主体的に判断できるようにならないし、根っこからクリエイティブに生きることができないのです。

 

しかし、この手の話をすると必ず、「そんなことを言って、みんなが枠組みから外れてしまったらどうするんだ」という方がおられます。みんなが無意識のうちに「枠組み」を守っているからこそ、日本では秩序が守られている。それを壊してはいけないのだ……というふうに。

 

その種の質問にいちいち答えるのは面倒なので、僕はこの手の話は、メールマガジンのような媒体に限ってするようにしています(テレビはもちろんのこと、他の媒体では、あまりこういう話をしていません)。ただ、もしもそういうことを聞かれたら、僕はこうお答えするでしょう。

 

「そうですね。みんなが枠組みから外れたら、社会が混乱するかもしれませんね。でも……

 

 

※ここから先は、名越康文メールマガジン『生きるための対話 dialogue』

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名越康文
1960年、奈良県生まれ。精神科医。相愛大学、高野山大学、龍谷大学客員教授。 専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業後、大阪府立中宮病院(現:現:大阪精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。 著書に『「鬼滅の刃」が教えてくれた 傷ついたまま生きるためのヒント』(宝島社)、『SOLOTIME~ひとりぼっちこそが最強の生存戦略である』(夜間飛行)『【新版】自分を支える心の技法』(小学館新書)『驚く力』(夜間飛行)ほか多数。 「THE BIRDIC BAND」として音楽活動にも精力的に活動中。YouTubeチャンネル「名越康文シークレットトークYouTube分室」も好評。チャンネル登録12万人。https://www.youtube.com/c/nakoshiyasufumiTVsecrettalk 夜間飛行より、通信講座「名越式性格分類ゼミ(通信講座版)」配信中。 名越康文公式サイト「精神科医・名越康文の研究室」 http://nakoshiyasufumi.net/

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