の記事一覧

記事一覧: 1715件

21世紀の民族大移動:大きくリフォーム中にある移民大国の今

今週は、シドニーにいます。およそ4年ぶりに訪れると、この街で起きている大きな変化に気がつきます。コロナ禍で減ったと思われていたアジア人が、以前より増しています。近年の国勢調査によりますと、シドニー在住の中国系オーストラリア人の人口が15%近くまで高まり、7人にひとりが中国系となる計算で、また彼らの大半が2008年以降の移住者です。(2023.02.06)  続きを読む

「5類」強行の岸田文雄政権が僕たちに教えてくれたもの

面倒なことになったなあというのが例のコロナ「5類」騒ぎでありまして、正常化を急ぎたい政治側の事情がかなり喧伝されるものの、これはあくまで人間の都合なのであってウイルスはどんどん変異するしコロナ後遺症についてもまだあんまりよく分かってないしということで、どうにも悩ましい事態となってきました。(2023.01.31)  続きを読む

「スマートニュース」リストラ報道と報道記者喰えないよ問題

ダイヤモンドシグナルの岩本有平さんがスマートニュースのレイオフ騒動について核心となる記事を公開していて界隈が震撼しておりました。言われてみればこの半年ぐらいスマートニュースを退職して独立される方や、スマートニュースで枢要な仕事をされていた方のステップアップ転職のご報告めいたお話が流れてきておるなあと思っていたんです。スマートニュースは英語圏でも割とイケてる感じの雰囲気で話題になっていただけにショックでした。(2023.01.31)  続きを読む

次の食文化を左右するであろうアニマルウェルフェアネスと環境意識

今週は、ニュージーランドのネーピアにいます。北島東部ホークス・ベイ地方に位置するこの街は、南半球最大の羊毛産地を擁する巨大な畜産業と、ニュージーランド最大のリンゴ、西洋梨、ワイン用ブドウの一大産地でもありますが、日本では意外なことで街の名前が知られています。(2023.01.30)  続きを読む

競争法の観点から見たTwitter開発者契約の不利益変更とサードパーティーアプリ禁止問題

Twitterのサードパーティアプリ利用が禁止されました。これの何が駄目だってまあ全然駄目なんじゃないかと思うんですが、アメリカ当局もさることながら、日本の独禁当局もまたおそらく何もできないままになってしまうのではないかと怖れる事態になっています。(2023.01.26)  続きを読む

コロナが終息しても、もとの世界には戻らない

今週は、メルボルンにいます。移民大国オーストラリアは、海外で生まれた者または両親のどちらかが海外で生まれた者(移民)が、現在、総人口に占める割合の5割を超え、両親いずれもオーストラリア出身かつオーストラリアで生まれた者の割合を上回った多民族国家になりました。シドニーに次ぐ第二の都市メルボルンも他ではなく、この十年で移民が急増し、2031年にはシドニーを抜くオーストラリア最大の都市になると予測されています。(2023.01.23)  続きを読む

「コントラスト」と「ダイナミックレンジ」

今週は、東京にいます。数日前まで滞在していたウエウエテナンゴとの気候の違いが身に沁みる日々ですが、グアテマラと日本が違うと感じるのは、気候もさることながら社会に漂う情報量の差です。(2023.01.16)  続きを読む

暦から社会と自分の未来を読み解く

あけまして、おめでとうございます。今週は、グアテマラのアティトラン湖にいます。標高1562mにある淡水のアティトラン湖は、約8万4000年前の噴火でできたカルデラで、深さは341メートルもある中央アメリカで最も深い湖です。(2023.01.09)  続きを読む

世界情勢の大きな変わり目を感じる今年の終わり

今週は、タイの最北部チエンラーイ→チェンマイ→バンコク→東京→那覇→東京→ダラスと移動しています。師走は、一般的に普段は穏やかな僧侶=師も走るほど忙しい時期だと思われていますが、この漢字は当て字にすぎません。(2022.12.31)  続きを読む

2023年は「人工知能」と「公正取引」の年に

クソ円高担ってみたかと思えば黒田サンタの上限金利引き上げプレゼントで一気に円が買われて揉み合っており、まあまあ黒で収まって良かったなと思う日々であります。相対的に見れば2023年は日本は世界的に高成長を実現するにせよ、それは今年しゃがんでるからであって、大量の経済対策予算をばら撒いたけど税収は6兆円しか増えなかった問題と並んで「来年以降の社会はどうなるんや」というのは非常に重い問題となりました。(2022.12.27)  続きを読む

ページのトップへ