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「何をやっても達成感を感じられない時」にやっておくべきこと
何をやっても達成感が感じられず、常に「やらなきゃ、やらなきゃ……」と追い詰められている。それは「過剰適応」の状態にある可能性を、疑っておく必要があると思います。過剰適応というのは、簡単にいえば、他人や会社などの組織に合わせすぎて、疲弊してしまうことです。過剰適応は、そのまま放っておくと過労死や、精神的に追い詰められた自殺などにもつながりかねない危険もありますので、注意が必要です。(2017.03.06) 続きを読む
「2分の1成人式」の是非を考える
皆さんは「2分の1成人式」というのをご存じだろうか。全国の多くの小学校で行なわれているであろう、一種の発表会のようなものである。毎年2月頃に行なわれるのだが、この時期にいつもこの行事の賛否を巡る議論が勃発する。そもそも「2分の1成人式」とは何か。成人式は20歳、その半分の10歳を迎える年だから、「2分の1成人式」というわけだ。この行事に出席し、感動したという人は多い。その一方で、過剰に感動的に仕上げすぎている、子供に感謝を強要しているといった意見もみられる。(2017.03.04) 続きを読む
なぜ、僕らは「当然起こるバッドエンド」を予測できないのか?
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(以下『MS』)という映画を見た。『MS』は、リーマン・ショックを題材にした映画だ。リーマン・ショック(2008年)を事前(2007年頃)に予測していた人たちの話である。彼らは、その予測をもとに大量の「空売り」をした。「空売り」のことを、英語で「short sale」という。原題は、『The Big Short』だ。だから、「巨大な空売り」という意味である。いつも思うのだが、邦題の付け方にはひどいものが多い。この『マネー・ショート 華麗なる大逆転』もひどいものだ。どうひどいかというと、テーマと逆行しているのである。これは、「華麗」な話でも「大逆転」の話でもない。(2017.03.04) 続きを読む
成功する人は「承認欲求との付き合い方」がうまい
誰かに認めてほしい、ほめられたい、賞賛されたい……こうした欲求を「承認欲求」といいます。承認欲求は、人が仕事や趣味を通して自己実現を果たしていくうえでエネルギーとなってくれることがある一方で、さまざまな問題を引き起こす原因となることがあります。特に、承認欲求が「認めてほしい」というアピールの形で前面に出てくると、ちょっと厄介です。自分の実力や、実際に行った行動以上に評価ばかりを求めてくるのは周囲の人にとっても面倒ですし、本人にとっても満たされないという不満ばかりが募ってしまうことになる。(2017.03.03) 続きを読む
アカデミー賞騒ぎを振り返って〜往年の名優を巻き込んだ「手違い」
先日開催された第89回アカデミー賞の授賞式で作品賞を間違えて発表するという前代未聞の放送事故があったことはみなさんももうご存知ですよね。ぼくはWOWOWで生中継を観ていて、このハプニングをリアルタイムで目撃しました。(2017.03.02) 続きを読む
「キレる高齢者」から見る“激増する高齢者犯罪”の類型
某所で高齢者犯罪についてや更生について検討する話が盛り上がっていたので、調べていた内容も踏まえて簡単に状況を書くわけなのですが。高齢者による犯罪のスパイラルというのは通常の粗暴犯や若者による犯行とは趣が違います。適切かどうかはさておき、高齢者における犯罪は7割以上が窃盗、万引き、家庭内を含む暴行であって、55%程度が初犯であるということが知られています。つまり、高齢者が犯す犯罪というのは軽微な初犯から入るということは傾向としてもっと広まってよいと思うんですよ。一方で、もっと特筆されるべきことがあって、それは「累犯率の高さ」です。(2017.02.27) 続きを読む
老舗江戸前寿司店の流儀
今週は、東京にいます。東京に戻ると、周囲の仕事仲間や友人たちが、嬉しいことに日本らしい美味しい店に誘ってくれます。そのひとつが寿司でして、ご存知のように寿司屋はネタが味を大きく左右します。では、美味しい魚とは、どこでどのように取引され、どの店に行けば、食することができるのでしょうか?(2017.02.27) 続きを読む
DLNAは「なくなるがなくならない」
AV家電の相互接続規格の認証を運営してきたDigital Living Network Alliance、通称「DLNA」が解散していることがわかった。DLNAは映像・音を扱うホームネットワークのデファクトスタンダードであり、特に日本では、家庭にある多くのデジタル家電で使われている。そのため、「もう使えなくなるのか」「別の規格に役割を交代していくのか」といったイメージをもった人も多いようだ。だが、それはちょっと違う。(2017.02.25) 続きを読む
上野千鶴子問題と、いまを生きる我らの時代に
先般、上野千鶴子女史が中日新聞に寄せた記事について、主に上野女史の信奉者であった人たちからの批判が強く上がる事態となって、興味深く見ておりました。移民反対というか、現実的に厳しいと論考することが直ちにトランピアンだと批判の対象となるべきかは分かりませんが、上野批判の一角には「上野女史はすでに東大名誉教授となり、経済的に不安のない上がりとなっている人物であって、そういう人物がこれから貧困に喘ぐであろうこれからの日本人に脱成長を説くのはおかしい」というものです。もちろん、その議論は成立し得る部分はあります。(2017.02.23) 続きを読む
「けものフレンズ」を見てみたら/アマゾン・イキトスで出会った動物たち
もしも、この週末に動物園にいって、なぜかサーバルの前に人だかりができていたりしたとします。あるいは、アルパカの前で「モフモフでボリューミー!」と感動していたり、プレーリードッグの前で「こいつは尾黒か?」とか気にしている人がいたとします。こういった人たちは、普段、動物園に来ないけれど、とある共通の理由で、この数週間のうちに動物園への興味をかきたてられ、足を運んだ人たちです。(2017.02.20) 続きを読む
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