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2021年は、いままで以上に「エネルギーと環境」が重大な関心事になる年に

先日12月5日付、Economistで「Making Coal History(石炭を時代遅れに)」というエッセイが出て、なんとも情緒的な内容で地球の環境問題を語る内容であったので呆れていたら、吉崎達彦先生もご自身の溜池通信の中で酷評しておられました。で、何が情緒的やねんという話で言えば、単に環境主義の盛り上がりがある種のファッショ的なところまで行きついた非常に感情的な観念に支えられているものだと指摘される一方、人類の生産活動がコロナによって大きく減速し、それへの悲観論と政策的な資金ジャブジャブ加減が相俟って空前の好景気のようなバブル経済を予見させることにあります。(2020.12.31)  続きを読む

ファミリーマート「お母さん食堂」への言葉狩り事案について

たぶんですが、昔の『AERA』がこんな感じだったんですよ。症候群メーカーみたいなノリで社会問題を量産する的な。でっち上げとまでは言わずとも、そこまで無理に世相を症状だという形で切りに行かなくてもいいだろうという。そして、メディア史に残る『放射能が来る』表紙をやった2011年3月18日号が『AERA』の終わった日という風にも思います。(2020.12.30)  続きを読む

トヨタが掲げるEV車と「それは本当に環境にやさしいのか」問題

なぜか英字紙が第一報となり、事前の観測記事も見事にハマって、良い意味で騒ぎになったトヨタ自動車の広報戦略でありましたが、それが一服すると、今度は豊田章男さんが「EV車は環境にやさしいか」という問題提起も出て議論が百出しています。「議論の仕方が雑」という話はあるにせよ、トヨタがいう話は実にもっともであり、環境負荷を減らす目的であれば、カーボンニュートラルを目指して電動化を進めたところで火力発電所がフル回転してしまっていれば元も子もありません。(2020.12.29)  続きを読む

“コタツ記事”を造語した本人が考える現代のコタツ記事

なんともレアな体験をした。言葉のルーツを探ろうというブロガーさんに“コタツ記事”という言葉を造ったのが僕ではないかと声をかけられたのだ。これはコタツ記事を量産するスポーツ新聞を批判したことがきっかけになり、「“コタツ記事”はダメ記事」という論調が盛り上がったという経緯だ。まとめたブロガーさん曰く「ネットで生まれた俗語が朝日新聞によって権威化された」として、Wikipediaに当人がその内容を執筆していた。(2020.12.28)  続きを読む

2020年の超私的なベストアルバム・ベストブック・ベストデジタル関連アクセサリー

今週は、東京にいます。毎年、年の瀬にベストガジェットを発表していますが、つい先日「LIFE PACKING2020」をリリースしたことから、例年と様相を変え、超私的なベストアルバムとベストブック、そしてベストデジタル関連アクセサリーを発表したいと思います。(2020.12.28)  続きを読む

400年ぶりの木星と土星の接近が問う「決意と覚悟」

今週は、長野県諏訪市にいます。日本全国真冬並みと言われるほど気温が下り、降雪も多い今週ですが、諏訪も氷点下まで下がり、雪がチラつく日がありました。いよいよ本格的な冬の到来を感じます。さて、来週月曜は、いよいよ冬至です。(2020.12.21)  続きを読む

冬のビル籠りで脳と食事の関係を考える

今週も東京にいます、とは言っても、実は部屋から一歩も出ていません。ホテルの部屋の清掃も断って、宅配を受け取ることもなく、ドアを一度も開けていません。自著にも書きましたように、僕は元来落ち着きがなく、同じ場所にとどまれない性格でしたが、また、少しづつ社会復帰を目指していることもありまして、今年の好機を逃さず、相当深い瞑想と脳のオイル交換を半年かけて行ったことから、最近は、それなりに落ち着けるようになりました(と、勝手に自己診断しています)。(2020.12.14)  続きを読む

「リバーブ」という沼とブラックフライデー

今週も、東京にいます。米国は本格的ホリデーシーズンに突入しましたが、いつもならクリスマスに実家に帰ったり、バケーションに行く友人たちも、今年は新型コロナウィルス感染拡大のため、どこにも行く気配がありません。米国のホリデーシーズンとは、毎年11月の第4木曜日の「感謝祭」(Thanksgiving Day)から一月初旬までの期間を指しますが、実は「感謝祭」の起源は相当曖昧で、何かを感謝するための祭りか、いまだ定かではない不思議な日でもあります。(2020.12.07)  続きを読む

資本家・事業にとってだけ有利なデジタル革命、シェアリングエコノミー問題

かねがね思うのですが、技術革新は素晴らしいもので、合理的かつ効率的に時間を使うことができ、働く人にとって福音をもたらすものです。スキマ時間に仕事ができたり、無駄なしがらみの多い組織から離れて働くことでストレスなく暮らすことができる。最高だと思うんですよね。(2020.12.01)  続きを読む

まるで漫才のような“5G最高”と、“5Gイラネ”が交錯した韓国5G事情

今年は日本でも第5世代携帯電話通信網、いわゆる5Gサービスが本格化し、日本で主流のiPhoneシリーズも5G対応モデムを搭載。いよいよ5G時代なんていう宣伝がなされていますが、個人的にはコンシューマ向け5Gサービスに関しては、冷めているというよりも、一歩引いた目で見ている。(2020.11.30)  続きを読む

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