高城剛の記事一覧

1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。
記事一覧: 175件

長崎の街の行方に垣間見える明治維新以降の日本社会の力学

今週は長崎にいます。祝日もあって長崎の街中は多くの観光客で賑わっており、なかでも2週間ほど前に完全復元を目指す出島の新棟6棟が公開され、注目を集めていました。出島は、江戸幕府の鎖国政策の一環として長崎に築造された扇型の人工島で、当初はポルトガル、のちにオランダ貿易の窓口として繁栄した歴史的な場所でした。しかし、昭和の高度経済成長期以降の埋め立て工事とビル建設により、出島周辺が次々と埋め立てられ、出島にも関係ない進学塾などが立ち並んで、かつての名残が消えてしまいましたが、近年、行政が中心となって周辺不動産を買い戻して更地にし、あたらしい観光名所として地域主導による出島の完全復元プロジェクトがはじまりました。(2016.11.07)  続きを読む

小笠原諸島の父島で食文化と人類大移動に思いを馳せる

今週は、小笠原諸島の父島にいます。東京から南に1000キロ離れていますが、父島は東京都ですので、島内を走る車は品川ナンバーばかりな実に不思議な光景です。およそ25年ぶりに訪れましたが、島中の道路は舗装され、港を中心とした街はとても綺麗になっていて驚きました。さて、この島の美味しい料理として有名なのは、島寿司です。サワラを醤油漬けにして、ワサビではなくカラシを入れて握るのですが、この島ではワザビが取れませんので、代わりに小笠原ならではのカラシを使っていた食文化がいまも残り、物資豊かな現代になっても、島固有の特殊性は食に残るものだと実感します。(2016.10.31)  続きを読む

IoTが進めばあらゆるモノにSIMの搭載される時代がやってくる

今週は、福岡にいます。さて、初の携帯電話会社主導によるドローンを使った周辺離島への小型貨物運搬実験を開始されました。いよいよドローンにもSIMチップが搭載される時代になります。もともとドローンは、スマートフォンのパーツを流用していますので、SIMを搭載するのも時間の問題とみられていました。SIMをドローンに搭載することにより、wifi網より遥かに広域かつ安定的なネットワークが使用できますので、ドローンの活動範囲は突然広くなることが予想されます。(2016.10.24)  続きを読む

東京オリンピックに縁のある体育の日に気候変動のことを考える

今週は、東京にいます。毎年10月10日前後の体育の日(10月第二月曜)は、晴れが多いので「体育の日」に定められたと言われていますが、実は俗説に過ぎません。実際は、1964年の東京オリンピックの開催日が10月10日でしたので、それゆえのちに「体育の日」となったわけですが、この「夏季」オリンピックなのに10月10日開催になった背景には、当時の日本オリンピック委員会(JOC)が暑い夏日を避けるのと同時に、「日本の戦後の復興を世界に見せるために、絶対に晴れる日を開会式に選びたい」との強い意向から、気象庁が分析した結果、この日が選ばれました。(2016.10.17)  続きを読む

地域マネージメントのセンスに左右される観光地の将来

今週は、小樽にいます。ちょうど中国の大型連休「国慶節」の時期だったこともありまして、小樽は、どこに行っても海外からの観光客ばかり。それは、中国人だけに限りません。いまや「国慶節」は、中華系企業の多い東南アジアを含むアジア一帯の大型連休ですので、マレーシアやインドネシアをはじめとする、イスラム系のゲストも多く見かけました。(2016.10.10)  続きを読む

移動速度とアイデアは比例するかを考える

今週は、東京にいます。いくら距離的に遠くないからといって、クック諸島の離島からグレートバリアリーフ経由で東京に戻ろうとすると、それなりに乗り継がねばならなくて、8便+ヘリコプター2便に乗り継ぎ、大相撲千秋楽に待ち合うように帰国しました。2週間半かけて、これらの航路をまわるなら、変わりゆく夏の日々から秋のはじめを美しいグラデーションのごとく満喫できたのでしょうが、2日半で10便に乗ったことを考えると、季節感は失われるどころか、独特の浮遊感が身体を離れません。(2016.10.03)  続きを読む

まだ春には遠いニュージーランドでスマホ開発の終焉とドローンのこれからを考える

今週は、ニュージーランドのオークランドにいます。冬の終わりから春先にあたるこの時期のオークランドは、まだまだ肌寒く、朝晩はダウンジャケットが必要なほどです。アップルは、iPhone7とapple watchシリーズ2を発表しましたが、あまりに期待はずれだったとの意見が多く、株価も下落しました。もうスマホまわりからイノベーションは起きないと、かなり前から個人的にもお話ししている通り、それが如実になった発表だったように思います。(2016.09.26)  続きを読む

モアイの謎、イースター島にはまだまだ夢がある

今週は、イースター島にいます。この島の3500メートルに及ぶ超ロング滑走路は、実はスペースシャトルの着陸を前提に設計されており、しかし、一度も着陸したことがありません。以前、この島を訪れた際に、「一説には宇宙人によって作られたとも言われるモアイの島に、スペースシャトルのための滑走路が作られたなんて現代の夢物語のようだ」と思いましたが、その夢は夢のままで、スペースシャトルも宇宙人の再訪も、近年この島にはありません。訪れるのは、増え続ける世界中からの観光客で、それはそれで良い夢のように思います。(2016.09.19)  続きを読む

世界百周しても人生観はなにも変わりませんが、知見は広がります

今週は、ポルトガルのマデイラ島にいます。普段はあまり考えないのですが、この先3週間のフライト数を数えると、なんと31便も搭乗予定があります! 渡航先をザーッと考えても、21日間で欧州、アフリカ、南米、オセアニア、アジアと移動しますので、いわゆる世界一周なのかもしれませんが、通年で考えても毎年世界4-5周していますので、気がつくとこの25年で世界百周しているように思います。ですが、だからと言ってなにも代わり映えないのも事実です。世界一周すると人生観が変わるそうですが(と、誰がいいはじめたのでしょうか? JTB?)、世界百周しても僕の場合は人生観はなにも変わりません。(2016.09.12)  続きを読む

夏の終わりに不老不死の可能性を考える

今週は、札幌にいます。古代から王侯貴族や権力者は、最後の富として「若さ」や「不老不死」を求めてきました。なかでも、秦の始皇帝が蓬莱山にある不老不死の秘薬を得るために大軍を投じた話は有名ですが、肝心の蓬莱山がどこにあるのかわかりません。一説によれば、その蓬莱とは日本の富士山のことだとも北海道の羊蹄山とも言われましたが、秦の始皇帝は不老不死の秘薬を得る前に、旅先で命を落とすことになりました。現在、日本が世界一の長寿国になっていることを考えると、もしかしたら、蓬莱は本当に日本で、僕らは知らず知らずのうちに不老不死の秘薬を日々飲んでいるのかもしれません。(2016.09.05)  続きを読む
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