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記事一覧: 1709件

“今、見えているもの”が信じられなくなる話

“サーチエンジンへの最適化(SEO)”という技術が一時話題になりました。SEOはインターネットの利用者がサーチエンジンで目的の情報に到達しやすいよう、さまざまな“パン屑”(キーワード)をページの中に忍ばせたり、サーチエンジンが正しく文書の内容を把握できるよう工夫することです。しかし、文書を探しやすくする工夫を悪用すれば、質の悪い情報でも検索上位に導くことができます。これはSEOが悪いのではなく、テクノロジーを悪用している例というだけなのですが、こうした話はネット社会が進化してくると、さらに深い問題になっていきます。(2020.01.29)  続きを読む

中進国の罠に陥って変わりゆくタイ

今週は、バンコクにいます。空港から市内にタクシーで向かうと、あれほど煩かった巨大ビルボードが、白紙ばかりで驚きます。タイの景気は想像以上に悪化しており、テレビやスマートフォン、コスメや飲料の巨大広告で埋め尽くされていたビルボードが、いまや掲出費用を捻出できない様子が伺えます。このようなタイの景気の悪化は、ふたつの原因があると僕は考えています。(2020.01.27)  続きを読む

優れた組織、人材でも、業界の仕組みが違うと途端に「能無し」になってしまう話

身の回りで立て続けに異業界への進出に伴う大きなトラブルに見舞われている事案が発生していて、あるときは心配になり、またあるときは半分諦めモードになる私です。どうせやるならみんな上手くやりたいと思っているし、成功疑いなしと事業トップは思っていても、その足元ではボーボーに火柱が立っている、なんてことは普通にあります。もちろん、夢をもって異業界に進出するということは、掛け値なしに凄いことで、チャレンジです。実現できるなら応援したい。(2020.01.22)  続きを読む

大国の世相変化に翻弄される香港の今

今週は、香港にいます。中国に対する大型デモばかりがクローズアップされる最近の香港ですが、日々の街角は、至って平穏です。しかし、景気は明らかに悪化しています。(2020.01.20)  続きを読む

ソニーが新しい時代に向けて打つ戦略的な第一手

米ラスベガスで開催していた『CES2020』で、もっとも多くの注目を集めたのは基調講演を担当したデルタ航空やサムスンではなかった。SNSを流れるCESのトレンドで、もっとも多く発信され、リツイートされたのはソニー。それも商品化さえ行われていない『Vision-S』というコンセプトカーだった。吉田社長への取材でわかったのは、このコンセプトカーは、“自動車産業への取り組みの第一歩”であると同時に、新たな時代の幕開けに向けた戦略の第一歩でもあることだ。(2020.01.15)  続きを読む

「人間ドック」から「人間ラボ」の時代へ

今週は、金沢にいます。一年に一度、人間ドックを受診するようにしておりまして、昨年から金沢の「スコール/浦田クリニック」で、頭のテッペンからから足の先まで、かなり細かく診ていただくようになりました。(2020.01.13)  続きを読む

ふたつの暦を持って暮らしてみる

あけまして、おめでとうございます。今週も、東京にいます。大晦日は驚くほど気温が高くなって(20度近くまであがりました)、まるで春のような日差しのなか、普段見ることがないガラガラの都心でゆっくり過ごしました。さて、長い読者の方々はご存知かと思いますが、僕は冬至を新年、いわば年の起点と考えています。(2020.01.06)  続きを読む

年末企画:2019年度の「私的なベストガジェット」

今週も、慌ただしい師走の東京にいます。この年末は先週の「私的なベストカメラ」に引き続き、多くの皆様からご要望を頂戴しました「私的なベストガジェット」をお送りしたいと思います。この一年も数多くのデジタルガジェットを購入(もしくは散財)してまいりました。その中から、選りすぐりの逸品(もしくは珍品)をご披露したく思います。(2019.12.30)  続きを読む

ユーグレナのミドリムシ量産でバイオジェットとかの話はインチキなのではないか

長崎を拠点とするオリエンタルエアブリッジ社は、第三セクター方式による地域の足を航空機で提供する企業で、ユーグレナのバイオジェット燃料の供給を受ける代わりに、一部出資を受けるという報道がありました。ところが、その後さしたる続報はなし。むしろ、出てくるニュースは事故発生で引き返しましたとかいう話で、国土交通省に話を聞いてみても「バイオジェット燃料の話は具体的に進展があるとは聞いていない」と言われてしまう始末です。そのユーグレナ社は、なぜか史上最年少CFOとか言い始め、それどころじゃないだろうと思うんですよね。(2019.12.27)  続きを読む

安倍政権の終わりと「その次」

もう年明けに解散総選挙をする気力は安倍政権にはないでしょう。桜を見る会に始まり、萩生田光一さんの身の丈発言、小泉進次郎さんのセクシー発言その他、いわば「在庫一掃内閣」と揶揄された改造安倍内閣からはつまらないスキャンダルが目白押しで、令和への改元で一時期浮上した支持率も元通りかそれ以下になってしまいました。(2019.12.27)  続きを読む

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