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意外に簡単に見られる新4K放送。だが課題も…

12月1日より、BS/110度CSによる新4K放送がスタートした。右旋および左旋での放送となるが、NHKおよび在京民放キー局の放送は右旋なので、従来設備でも受信できる。ただし日本テレビの「BS日テレ」だけは来年9月1日からの放送開始なので、まだ見られない。一応筆者も仕事柄、4K放送の内容は把握しておきたいと思い、4Kチューナーを購入して受信してみた。今回は、既存設備で新4K放送を受信するまでのプロセスをご紹介しよう。(2019.01.07)  続きを読む

揺れる情報商材 違法化、摘発への流れが強まる

表題は少し踏み込み過ぎではあるのですが、一応問題提起する話が徐々に増えてきたこともありまして記事にしてみようと思いました、はい。NHKの報道内容の通りではあるのですが、幾つか補助線がありまして、現状では野放しになっている「情報商材」が物品の対価を伴わない詐欺的な行為の一部として被害の申し立てが急増しているというのは事実としてあります。(2018.12.28)  続きを読む

「日本の労働生産性がG7中で最下位」から日本の労働行政で起きる不思議なこと

あほらしい話なのですが、先日G7で日本の労働生産性が最下位であるということで、日本企業の労働環境がいかにクソであるかという披露話がTwitterでトレンド入りするほど大きな話題になりました。しかしながら、この国際比較で行われる労働生産性は、あくまでその国の国民総生産を労働者数・労働時間(または購買力平価PPP)で割っただけのものなので、実際のところ国民の労働市場に女性が投入されたり、定年退職した高齢者が嘱託再雇用されると労働生産性は下がってしまいます。(2018.12.26)  続きを読む

世界的な景気減速見込みで訪れる「半世紀の冬」

メルマガやTwitterなどでもさんざん書いてきたことではあるのですが、私自身は世界の平和が実現したことによる「平和の配当」時代は終わりをつげ、新たな米中対立のなかで再び緊張と低迷の時代に陥ることに備えたほうがいいのでは、と思っている側の人間です。なので、どうしても12月25日に日経平均株価が1,000円以上下落したこと自体は何も不思議はないと思っていますし、「豪運の人」安倍晋三総理の治世には恩恵を被りつつも、世界的な流動性減退の状況と、日本国内での経済シュリンクとが結構な閉塞感を呼ぶのではないかと思い、私なりに警鐘は鳴らしてきたつもりです。(2018.12.25)  続きを読む

JAXAで聞いた「衛星からのエッジコンピューティング」話

久々に、JAXAの会見に行ってきた。ご存知の通り、西田はITが専門で、宇宙関連は余技。その昔、科学雑誌向けの仕事などもしていたのでJAXAへの取材経験はあるのだが、近年は、 年に1度、行くか行かないか……というところだ。今回足を運んだのは、1月17日に打ち上げられる「革新的衛星技術実証1号機・RAPIS-1」の内容についての会見だ。(2018.12.24)  続きを読む

「時間」や「死」が平等でなくなる時代到来の予感

今週は、金沢にいます。毎年、冬の帰国時に人間ドックを受診しておりまして、今年は、友人たちを誘って、夏に取材に訪れた最新設備が整う金沢のクリニックにやってきました。保険診療外のバイオロジカル検査などは、「それなりのコスト」を必要としますが、現在、巷で話されているような「所得の二極化」だけではなく、今後は、各人の「持ち時間の二極化」や「健康寿命の二極化」が明確化し、どこかで大きな社会問題になるかもしれません。(2018.12.24)  続きを読む

GAFA+Nの存在感、その価値の本質

今回の話題はこのところ話題になっている「GAFA」について。Google、Apple、Facebook、Amazonの頭文字を取ったもので、最近はさらにNETFLIXも加え「GAFA+N」などと表現します。GAFA+Nはあらゆる事業の元になる情報やサービス、製品を持っているため、対抗することは容易ではないとして、単なる企業間の競争に限らず、国と国との関係性にも影響を与え始めようとしています。そんなGAFA+Nについて、僕が考えるこの話題の本質について、年をまたいで、少し長めのコラム(気持ちとしては薄めの新書を書くつもりで)書き進めていきたいと思います。(2018.12.21)  続きを読む

アップルの“あえて言葉にはしていない”仕掛け

先日のことですが、アップルのエグゼクティブバイスプレジデントをつとめるフィル・シラーさんと話をすることができましたが、なかなか興味深いことを言っていました。シラーさんによると、“あえて言葉にはしていない”仕掛けが、アップル製品にはたくさんあるんだそうです。(2018.12.17)  続きを読む

使ってみたら便利だったDropbox「スマートシンク」

筆者は自宅で原稿を書くときはMac mini(2014)、外出先ではMacBook Pro(2016)という体勢で仕事をしてきた。だがMacOS Mojaveにアップデートしてからというもの、Mac miniのレスポンスが大幅に下がり、原稿を書くにも支障が出る遅さとなってしまった。まあちょっと様子を見るか、ということで、普段はカバンの中に入れっぱなしのMacBook Proを、自宅原稿書き用マシンと兼用にすることとなった。ストレージ容量は256GBだが、モバイルだからそれで済んでいたわけで、メインマシンともなると参照したいファイルが多く、これでは心もとない。しばらくはDropboxの同期フォルダを増やしたり減らしたりして調整してきたが、いつもストレージ容量を気にしながら仕事するのも精神衛生上よろしくないので、どうにか手段を考えることにした。(2018.12.17)  続きを読む

どんなSF映画より現実的な30年後の世界を予測する

今週も、東京にいます。毎年恒例、冬季執筆シーズンも、いよいよ大詰めになって参りました。現在、書きあげようとしている一冊は、ここ2年ほど世界を周り、先端科学者から政治家までお話をお聞きして、今後30年で、地球と人類は、どのように変わっていくのかをまとめた一冊です。この本は、今年の春に出版しました「分断した世界」の後編にあたります。何年かに一度、未来予測の本を書いていますが、本書はいままでと違った三つの特徴を持ちます。(2018.12.17)  続きを読む

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