卓球を原点から見直す
卓球というスポーツの原点には、「台を挟んで、ラケットでボールを打ち合う」ということがあります。卓球台があって、ネットがあって、ボールがあって、ラケットがある。これはもう、動かせない条件ですよね。それから、スポーツとしての決まりごとがあります。「コートにワンバウンドしたボールを打つ」とか「相手のコートに入れなければミス」といった、決まり事がある。それを守らなかったら、卓球になりません。
アープ理論の軸、リズム、姿勢の三要素は、そういう卓球というスポーツの原点に沿って、もっとも無理なく、無駄なく、効率的な運動はどういうものかということを追求したものなんです。姿勢を整え、ボールのバウンドのリズムに合わせ、軸に乗って運動する。そういう「卓球の運動そのもの」を磨いていくことが「卓球が上手になる」ということだと私は考えています。
しかし、多くの人が卓球というのは「覚えた技術を戦略に従って使うこと」だと考えているように見えます。フォアハンドやバックハンド、ドライブ、スマッシュといった技術を覚え、それらを組み合わせるのが卓球だと考えている。もちろん、それでもある程度までは勝てるかもしれませんが、必ず壁につきあたると思います。
なぜなら、卓球では毎回相手のボールは違うし、状況に合わせて、自分のプレーを臨機応変に変化し続けなければならないからです。そのためには、「台を挟んでラケットでボールを打ち合う」という、卓球というスポーツの原点に立ち返って、その運動を磨いていくということから始めないといけないというのが、アープ理論の考え方です。
ですから、いまの技術別の練習やトレーニング法、あるいは戦略、戦術中心のやり方に疑問を持っている人や伸び悩んでいる人はぜひ一度、アープ理論を試していただければと思っています。
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「ボールを打つ」ということが卓球の原点[/caption]
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