高いエステはなぜ痛いのか
「高いエステは痛い」理由は、そうじゃないと、お客さんが納得しない、満足しないからだと思います。
おそらく、強い刺激を受けているとき、僕らの心はものすごく生きている「実感」を覚えるのでしょう。エステの場合でいえば、痛ければ痛いほど「納得の強度」は上がっていく。刺激が強ければ強いほど、生きる実感を覚えるんです。
だから、針を刺すとか、しみるとか、刺激が強いエステのほうが、高い料金を取っても納得してもらいやすいのでしょう。
しかし問題は、そうやって刺激によって得られた「生きる実感」が本物かどうかということです。残念ながら、「単に心が刺激に振り回されているだけ」という可能性は高いですよね。
本当は、そんな強い刺激によって振り回されていない時のほうが、僕らは繊細に物事を感じ取ることができるし、何事においても高いパフォーマンスを発揮できるはずです。しかし僕らはついつい、より強い刺激を求めてしまう。
僕らが落ち込んだり、舞い上がって何か失敗をしでかしているときには、たいてい強い刺激によって心が揺さぶられているときです。にもかかわらず、僕らは強い刺激を受けることを好き好んで選ぶ。そうすることによって、静かな心の状態、本来の自分のありようから、どんどん遠ざかってしまうんです。
この悪循環から抜け出すためには、「強い刺激によって動かされている自分」というのは、「刺激に振り回されてしまった自分」であって、本来の自分ではない、ということを繰り返し学ぶ必要があります。
僕らの心が常に刺激を求めていること、言い換えれば、僕らの心は「傷つくことを求めている」という認識から出発することが、これからの時代、すごく重要になってくると思うんです。
その他の記事
|
「岸田文雄ショック」に見る日本株の黄昏(やまもといちろう) |
|
夜間飛行が卓球DVDを出すまでの一部始終(第3回)(夜間飛行編集部) |
|
オランウータンの森を訪ねて~ボルネオ島ダナムバレイ(1)(川端裕人) |
|
バイデン政権移行中に中国が仕掛ける海警法の罠(やまもといちろう) |
|
ワクチン接種の遅速が招く国際的な経済格差(高城剛) |
|
気候変動が影響を及ぼす人間の欲望のサイクル(高城剛) |
|
スマートスピーカー、ヒットの理由は「AI」じゃなく「音楽」だ(西田宗千佳) |
|
“日本流”EV時代を考える(本田雅一) |
|
「節分」と「立春」(高城剛) |
|
仮想通貨はトーチライトか?(やまもといちろう) |
|
日本は経済活動の自由がある北朝鮮(高城剛) |
|
「テレビを作る側」はどこを向いているか(小寺信良) |
|
ヤフージャパンが検索エンジンをNEVERに乗り換えでやらかし行政指導のあちゃー(やまもといちろう) |
|
回転寿司が暗示する日本版「インダストリー4.0」の行方(高城剛) |
|
「対面力」こそAIにできない最後の人の役割(高城剛) |












