の記事一覧

記事一覧: 1654件

コロナで変わる観光客とビジネス客の流れ

今週は、キリマンジャロにいます。この夏、東アフリカのタンザニアを訪れる観光客が急増しています。まず、タンザニアは「コロナはない」ことになっています。タンザニアは昨年5月以降、新型ウイルスの感染状況を公表しておらず、政府はワクチン購入を拒否している状況がずっと続いていました。(2021.08.09)  続きを読む

FATF勧告でマネーロンダリング日本不合格の後始末

昨今最高に揉めている一件がこの「FATF勧告で日本は不合格に値する重点フォローアップ国にランク付けされる」という話でありまして、これは端的に言えば、日本のアンチマネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金供与対策のことです。報じられている内容はあくまで2018年時点でFATF参加国の相互検証において適格なこれらのAML/CFT対策が取られていたかということなのですが、その後、日本では次々に違法な犯罪収益移転の疑いのある資金流出が明らかになっており、19年にはアメリカ通貨監督庁(OCC)から三菱UFJ銀行が名指しでアンチマネーロンダリングの対策を徹底するよう要望を出されて、一定の合意をさせられるという事態にまで発展しました。(2021.08.02)  続きを読む

パラリンピック「中止」の現実味と、五輪中止運動のこぶしの下ろし先

東京都内の感染者数だけで4,000人の大台に乗りまして、また、8月中の都内感染者の予測が中央値でも1万人を超えそうだという流れになりました。結構大変なことだと思うのですが、先日別件でオリパラ関係の責任者に呼ばれて会議に出席したところ(それもリアル会議)、冒頭から「感染者の増大は想定の範囲内で、特段の問題を感じていない」と宣言され、じゃあ何のために私はこの会議に呼ばれたのだろうと不思議に思った記憶がございます。(2021.08.01)  続きを読む

出口が見えない我が国のコロナ対策の現状

このメルマガの月末恒例巻頭言を書いている最中にも揉め事や困り事の連絡は多数届くわけなんですが、五輪前から夏休みの感染症対策や夏場の経済息切れへの追加予算などさまざまな検討が全部見送られ、それらの理由も単純に「本当に五輪開催が大変だから」と「ワクチンが計画通り水揚げされず、9月末以降も見通せなくなりかねないから」という微妙な内容だったためにガックリ来ておるわけですよ。確かにワクチンを2回きちんと打っていれば重症化しないとはいえ感染すればキャリアとなり他の人に伝染させる可能性はありますから、いままで通り以上の対策が必要であることは言うまでもありません。(2021.07.31)  続きを読む

無我夢中になって夏を楽しむための準備

今週は、山形、米沢、仙台、岩手の奥州と移動しています。梅雨明けの東北は驚くほどに暑く、移動中に見かけた高速道路の温度表記は、37度! 太陽光が燦々と降り注ぐ時間が長いこの時期は、毎年屋外撮影が多いため、なにより熱中症に注意しなければなりません。(2021.07.26)  続きを読む

閉鎖性こそがグローバル時代の強みにもなる可能性

今週は、姫路、豊岡、岡山と移動しています。深い山々を隔て、太平洋側と日本海側で天気がまったく異なるこの地域には、閉ざされた谷間の村で長く守られた文化がいまも色濃く残っています。なかでも但馬は、但馬海岸道路が開通するまで船で移動するか、海岸沿いの険しい山道をつたわないと訪れることができない場所が多くあり、壇ノ浦の戦いに敗れた平家が根を下ろしたことから平家の伝承が根づいています。(2021.07.19)  続きを読む

何かに似ている映画とかじゃなくて、今じゃなきゃ出来ない、ここじゃなきゃ出来ない映画に出れる幸せ

映画『ねばぎば新世界』は、『ひとくず』の監督・主演で国際的に評価された上西雄大が、赤井英和主演で、大阪・西成を舞台に描いたアクション人情ドラマ。今回は主人公のヒロイン役として出演した<女優・有森也実>さんに時間の許す限りお話を伺った。(2021.07.14)  続きを読む

暗黙の村のルールで成功した地域ブランド「銀座」

今週は、東京にいます。昨年は晩夏まで沖縄で過ごした後、東京の拠点を丸の内にしましたが、今年の拠点は銀座。旧ソニービルが好きだったこともあって小さな時から通い慣れた銀座ですが、いままで自分が住む場所として考えたことは一度もありませんでした。(2021.07.12)  続きを読む

土建国家の打算に翻弄される南アルプスの美しい山並

今週は、南アルプスにいます。長野県、山梨県、静岡県に跨って連なる赤石山脈(通称:南アルプス)は、日本第2位の高峰である北岳や、山脈名の由来である赤石岳など、9つの険しい山々が連なる自然豊かな地域です。(2021.07.05)  続きを読む

「ワクチン接種」後のコロナウイルスとの戦いは「若者にも出る後遺症」

ワクチン接種については第三コーナーを回ろうかというところで「ワクチン供給の多難」イベントが発生し、自治体向けワクチン供給や広がった職域接種にブレーキをかけなければならない段階に突入しました。正直これは起きることだなと思っておりましたし、そもそも昨年のファイザー社の基本合意やヨーロッパからのワクチン輸出においては「オリンピックを開催するので優先的にワクチンを回してください」というロジックも一部に入っておりました。したがって、東京オリンピック・パラリンピックが閉幕する9月4日よりも後の接種体制について物量を用意してくれる保証はすでに無くなっていることも考えれば、ワクチン輸入体制が絞られかねない怖れは以前からあって、今回それが顕在化したよねという話に違いはありません。(2021.06.30)  続きを読む

ページのトップへ