高城剛の記事一覧

1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。
記事一覧: 427件

メガブランドの盛衰からトレンドの流れを考える

今週は、東京にいます。先々週、先週と滞在していた沖縄と香港は、日中30度近くまであがる日もありましたが、東京に戻るとめっきり秋模様。手持ちの服がないことに気がつき、およそ5年ぶりにアウターを購入しました。いまから10年ほど前までは、1シーズンに驚くほどの洋服を購入しておりましたが、その後、持ち物を徹底的に処分してから、服を滅多に買わなくなりました。(2017.11.20)  続きを読む

スマホが売れないという香港の景気から世界の先行きを予見する

今週は、香港にいます。11月に入り、香港マーケットは、10年ぶりの高値をつけています。現在、世界同時株高が起きていまして、この背景には、金融緩和によって世界中で行き場を失ったマネーが、直近のリスクが少ないと思われる株に流れてきているという見方が一般的です。しかし、街を見渡すと、景気が良いようには見えません。(2017.11.13)  続きを読む

古代から続くと言われるハロウィンの起源から人類の行く末を考える

今週は、沖縄の北谷にいます。在日米軍施設キャンプ・フォスターのうち、1981年に海岸沿いにあったハンビー飛行場が返還され、隣接する海岸を新たに埋め立て、地域一帯は北谷町美浜と名付けられました。もともと、この地域は「ハンビータウン」という俗称で呼ばれていましたが、ショッピングとエンターテイメント施設「アメリカンヴィレッジ」が開発され、いまでは年間1000万人近い人たちが訪れる、沖縄本島を代表する繁華街に成長しました。僕も15年ほど前にこの一角で仕事をしており、とても感慨深い場所です。この「アメリカンヴィレッジ」で、もっとも集客する日が、ハロウィンです。(2017.11.06)  続きを読む

本気のアマチュアカメラマンが選ぶ一眼レフの不思議

今週は、京都にいます。台風直撃で、街はガラガラでした。京都三大祭りのひとつ「時代祭」も中止になったことから、ホテルのキャンセルも多く、普段は高額な宿屋も、当日15時を過ぎれば、驚くほど安価で宿泊を提供しているのは、不幸中の幸いです。そんな巨大台風の中、毎年時代祭と同じ日に行われる「鞍馬の火祭」は、決行されました。(2017.10.30)  続きを読む

グローバル化にぶれないアフリカのエッジの象徴としてのエチオピア時間

今週は、エチオピアのジンカ村にいます。日本とエチオピアには6時間ほど時差があり、東京が午後6時でビジネスマンが帰路に着く頃、エチオピアは正午のランチタイムになります。ですが、ふとカフェにある時計を見ると、6時を指しているのです。アフリカで時計が壊れているのは珍しくありませんが、どのカフェに言っても同じような時間を指しています。そこで、カフェで働く人に現地時間を尋ねると、「ローカルタイムなら6時」と、言うのです。(2017.10.23)  続きを読む

新興国におけるエンジンは中国

今週はエチオピアのアディスアベバにいます。久しぶりにやってきましたが、アフリカでも人口が多く、成長率が高い新興国だけあって、空港から都心に向かう道は綺麗に整備され、建築工事も目立ちます。しかし、道を走るのは40年前の角ばったトヨタ車と、大量の羊を連れた羊飼いが往路を歩き、この光景は、ちょっとしたSFのようにも思えます。(2017.10.16)  続きを読む

カタルーニャ独立問題について

今週はバルセロナにいます。今週10月1日、バルセロナを州都とするカタルーニャ州では、スペインからの独立の是非を問う住民投票が行われましたが、スペインの国家治安部隊が投票所の「制圧」に乗り出し、中央政府とカタルーニャ市民との衝突が国際社会に大きく知れ渡ることになりました。(2017.10.09)  続きを読む

イビサで夕日のインフレを考える

今週はイビサにいます。イギリスやドイツが秋深まっても、イビサはまだまだ夏真っ盛り。ユーロバブルと温暖化の影響で、「イビサの夏」といえば、いまでは5月中旬から10月中旬までを意味します。欧州全般、特に南欧の景気が冴えなくとも、イビサは堅調のようで、毎年あがる物価高に驚きます。(2017.10.02)  続きを読む

ファッショントレンドの雄「コレット」が終わる理由

今週はパリにいます。世界中のファッション・アディクトの羨望の地だった「コレット」が、年内を持って閉店します。セレクトショップのなかのセレクトショップと言われ、90年代から世界のファッションシーンを牽引してきたパリを代表する一店が、ついに終わりを迎えることになりました。(2017.09.25)  続きを読む

オリンピックという機会を上手に活かせたロンドンは何が違ったのか

今週はロンドンにいます。久しぶりに、2012年に開催されたロンドン・オリンピックで再開発された跡地を巡ってみると、それなりに活況を呈していて驚きました。アテネやリオのオリンピック跡地の惨状はひどいものですが、いったいロンドンオリンピックの際に開発された地域だけが、なぜ活性化しているのか、この数日、ロンドナーに話を聞きながら、街を歩き考えました。その理由は、たったひとつ。時代に即したビジョンがあったことです。(2017.09.18)  続きを読む
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