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父親の背中、母親の禁止–『ドラゴンボール』に学ぶ好奇心の育み方

好奇心の育み方には、主に二つのアプローチがある。それをここでは、仮に「父親的」アプローチと「母親的」アプローチと呼ぶ。 今日では、この呼び方はジェンダー的な差別とのそしりを免れないかもしれない。しかし古来より、この二つのアプローチはだいたい父親と母親が分担してきた。 そうしてそれは、子供が母親の胎内から生まれてくるという摂理が変化でもしない限り、今後もずっと代わらないだろう。(2015.08.12)  続きを読む

少林寺、そのセックス、カネ、スキャンダル

いつものように話題に事欠かない中国だが、ここのところ日本人にもよく知られている少林寺を舞台に騒ぎが持ち上がっている。 キーワードはずばり、「少林寺とカネ、そしてセックス」である。 きっかけは7月25日、ネットに流れた書き込みだった。タイトルはズバリ、「少林寺の釈永信・方丈は大トラ、誰が監督するのか」。ここでいわれる「方丈」というのは住職という意味、「トラ」とは、習近平・共産党総書記がその就任時に「トラもハエも捕まえる(潰す)」と形容した汚職容疑者を指す。つまり、「少林寺のトップ住職、釈永信は汚職している」と名指しによる告発である。(2015.08.11)  続きを読む

夏の帰省に強い味方! かんたん水やりタイマーセット「G216」

まもなく夏休みも中盤、お盆で帰省するという話もちらほら聞こえてくる時期。今回はそんな時に便利なものをご紹介。 うちはいつも子供と猫を連れて1週間ほど宮崎の実家に帰省するのが通例となっているのだが、そこで困るのが植木の世話である。(2015.08.10)  続きを読む

6月のガイアの夜明けから始まった怒りのデス・ロードだった7月

先日、ひと心地がついたので久々に映画館に足を運びました。お目当は「マッドマックス 怒りのデスロード」。噂にたがわずすさまじい映画でした。2時間ほどの上映時間のほとんどがカーチェイス。ジョージ・ミラー、狂ってますね。(2015.08.08)  続きを読む

村上春樹を読む:世界的な評価を受ける作家の共通点

村上春樹は登場したときには「都会的でおしゃれな短編を書く作家」という風に扱われていた。そういう作家なら日本にでも、いくらもいるから、それほど際立った評価は受けていなかった。実際、後になって「村上春樹エピゴーネン」の村上春樹風の文体で書く作家が出てきたからね。今でも、日本に限らず、ヨーロッパやアメリカにも村上春樹的に書く作家はたくさんいる。でも、そういう模倣者たちはローカルな書き手で終わって、村上春樹ひとりが世界性を獲得した。どこに違いがあったのか、そこを見ないといけないんだと思う。多少文体が似てても、村上春樹とそのエピゴーネンたちでは、見ているもの、書いているものが違う。(2015.08.07)  続きを読む

「キャラを作る」のって悪いことですか?

学校でも職場でも友人関係でも、自分の「居場所」を確保するということは大切なことで、「キャラ」というのはそのための有力な「ツール」だと言えるでしょう。リーダー的なポジション、参謀的なポジション、ボケ、ツッコミなど、キャラクター設定はさまざまですが、わかりやすい「キャラ」を作って演じることは、仲間の間で、自分の居場所を確保するのにある程度有効です。 ただし、「ある程度」ということは、そこには限界や、デメリットもある、ということです。その大きな理由は、そもそも自分の「キャラ」というのは、ほとんどの場合、自分だけで選び取ったものではないことにあります。(2015.08.06)  続きを読む

いじめられたくなければ空気を読め

いじめの対象にならないようにするには簡単で、空気を読めばいいのです。いじめというのは原則的に、空気を読めない人に対して、「おまえも空気を読め」と強要する同調圧力によって発生します。そのため、空気を読める人がいじめの対象になることは基本的にありません。(2015.08.05)  続きを読む

今週の動画「虎落解き」

今回の動画で、まず最初に紹介するのは「虎落解き」である。相手に両手と袖を掴まれた状況から、襟を掴まれている側の手(この動画では左手)で、こちらの右袖口を掴んでいる相手の左手に「糸吐きの手」で糸を吐きかけるようにすると同時に、足を居着かせないように左右の足を同時に踏み替えるようにしながら、「糸吐き」に使った左手を、糸吐きの直後にこちらの襟を掴んでいる相手の右手首辺りに添え、右の前腕で相手の前腕に重みをかけ、一気に相手を下に崩す。(2015.08.04)  続きを読む

なぜ『フィナンシャル・タイムズ』は売られたのか

イギリスの経済メディア『フィナンシャル・タイムズ』(以下、FTと呼ぶ)が、日経新聞に買収され、世界中が大騒ぎになっている。 今回、このテーマをこの「ぶんぶくちゃいな」で取り上げるのは、中国にとってもFTというメディアが非常に重要な存在だからだ。中国メディアはどう報道しているのか、そして中国のFT読者たちはどう見ているのか。加えて、いまだに世界中が納得できていない、この不思議な買収劇について私見を提供したい。(2015.08.01)  続きを読む

カバンには数冊の「読めない本」を入れておこう

人生の中で「限界を超える」経験を時々しておくこと。これは、けっこう大切なことなんです。それは別に、周囲から評価されるようなことじゃなくてもいい。自分なりに何か、「限界を超える」テーマを持っておくのがいいんですね。 「限界を超える」という観点からみると、「読書」というのは非常におもしろいツールだと思います。というのも、本って、簡単なものから難しいものまで、一般的なものからマニアックなものまで、バリエーションが豊かですよね。だから、ある人にとっては簡単に読める本でも、自分にとってはけっこう歯ごたえがあるということがいくらでもある。そうすると、どんな人でも、いくつになっても、「これを読めば私は自分の限界を超えられそうだ」と思える本というのはあるんですよ。(2015.07.31)  続きを読む

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