高城剛の記事一覧

1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。
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「大テレワーク時代」ならではの楽しみ

今週も再び東京に戻っています。丸の内滞在が僕にとって楽しい理由のひとつに、歩いて秋葉原まで行けることがあります。この1〜2年で、いわゆるストリーミングと言われる定額音楽配信サービスの音質がグンと向上したことから、いままでのヘッドフォンやスピーカーでは、再現性がなかなか追いつかなくなってきました。そこで東京にいる間に、あたしいサウンドシステムを作り上げようと、時間があれば秋葉原に通うようになりました。(2020.09.28)  続きを読む

蕎麦を噛みしめながら太古から連なる文化に想いを馳せる

今週は、長野県高遠(現:伊那市)にいます。南信と呼ばれる長野県南部に位置する高遠は、東に3,052mの塩見岳東峰がある赤石山脈(南アルプス)、西に木曽山脈(中央アルプス)を望む、山間に囲まれた小さな町です。(2020.09.21)  続きを読む

広大な地下空間で考える東京再活性化の秘訣

今週は、東京にいます。長らく東京で宿泊していた新宿が、僕にとって面白かった理由のひとつは、全天候型の巨大な地下空間にありました。僕自身が「ダンジョン好き」ということもありまして、数年かけて新宿地下空間から連なるビル群の隅々まで、すべてを網羅したと自負しますが、一方、丸の内周辺の地下空間も、驚くほど広大です。(2020.09.14)  続きを読む

それなりに平和だった夏がゆっくり終わろうとしているのを実感する時

今週は、山梨から長野周辺で、車中泊を楽しみながら移動しています。長い読者の方々はご存知かもしれませんが、僕が20代前半の大学在学中から卒業してしばらくの間、およそ2年半に渡って自動車のなかで暮らしていたことがあります。(2020.09.07)  続きを読む

東京丸の内再発見

今週も、東京にいます。お盆が明けても丸の内は大変静かで、週末はさながらゴーストタウンの様相です。成人してから此の方、渋谷、原宿、新宿周辺を東京の拠点にして30年以上経ちますが、丸の内界隈はまったく馴染みがなく、僕のなかでは完全なアウェイな場所でした。(2020.08.31)  続きを読む

歴史が教えてくれる気候変動とパンデミックの関係

今週も、東京にいます。東京は、沖縄以上の暑さで、もう夏は地球温暖化という言葉では済まされない「地球灼熱化」のような危険ゾーンに入ったように感じています。今週、米国のデスバレーでは気温が54.4度に達し、世界気象機関によれば、史上最高気温を更新したと報告されました。(2020.08.24)  続きを読む

渋谷オフィスビルの空室率から感じる東京一極集中の崩壊

今週は、東京にいます。いままで、半年ぶりに東京に戻ったことも何度かありますが、このように得も言われぬ退廃感に浸ったのははじめてで、これが世に言う「withコロナ」と呼ばれる世界なのか、まだ、実感が湧きません。それほど変貌を感じます。連日、新規感染者がXXX人!と街角のニュースでも見ますが、どこか遠い国で起きている大変な惨事に思えるほど、街に距離を感じています。なにしろ大企業が連なる都心部(特にビジネス街)は、テレワークとお盆の影響もあって平日でも驚くほどガラガラで、まるで無人の街にいるような感覚さえ覚えます。(2020.08.17)  続きを読む

伊達政宗が「食べられる庭」として築いた「杜の都」

今週は、仙台にいます。およそ4ヶ月ぶりの本州は、降り続く酸性雨のなか、煌々と輝くネオンのなかを人々は暗い雰囲気でマスクをして足早で歩く、映画「ブレードランナー」のような世界になっていることを想像しましたが、好天が続き、暑さは沖縄以上だと感じる、眩い日本の夏らしい日々を送っています。(2020.08.10)  続きを読む

超人を目指す修行の日々

今週は、慶良間諸島にいます。数ヶ月続いた沖縄生活も終わりに近づき、求めていたゴールまではもう少しかかりますが、中締めの時がやってきました。この間、取り組んでいましたのが、独自の「超人開発プログラム」です。(2020.08.03)  続きを読む

中国マネーが押し寄せる観光地の今

今週も、那覇にいます。ついに、GO TOキャンペーンがはじまり、那覇の観光目抜き通りである国際通りも久しぶりの賑わいを見せていますが、実は現在、多くの県内ホテルが、売りに出されています。今年、国際通りに出来たばかりの巨大ホテルから、北部にある誰もが知る有名なブランドチェーンホテル等の大型案件、そして民泊を中心に営んでいた小規模施設やゲストハウスまで、多くの物件が内々に売却を進めています。この内々に話を進めている理由は、他でもありません。大半が、中国企業の買収案件だからです。 (2020.07.27)  続きを読む

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