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人生における「老後」には意味があるのでしょうか?
最近は子どもを作らずに夫婦だけで過ごすという方も多いようです。でも、それって老後に相手に先立たれたら、さみしいような気がします。いや、人間誰しも、老いたら寂しく過ごすものでしょうか。そうだとしたら、この先に希望もなく試練しかない気がします。人生において老後にはどんな意味があるのでしょうか。(2016.11.11) 続きを読む
国が“氷河期世代”をなんとかしようと言い出した時に読む話
先日、「厚労省、氷河期世代の正社員化後押し 企業に助成金」というニュースが話題となりました。従来もトライアル雇用制度やジョブカード制度といった非正規雇用の正社員化支援制度はいくつかありましたが、特定の世代を全国レベルで支援というのは恐らく初の試みだと思われます。とりあえずその世代にしわ寄せがいってしまっている事実を認めたという点で評価してもいいんじゃないでしょうか。ただ、いまや40代となった彼らを正社員に押し上げるのは、そうたやすいことではないでしょう。むしろ、無理に正社員にこだわることで人生の選択肢が狭まることにもなりかねません。というわけで今回は、ムリヤリな正社員化で何が起こるか、そして個人で生き残るために何をなすべきかをまとめましょう。(2016.11.09) 続きを読む
新海誠監督がこれまでの弱点を克服した傑作『君の名は。』
『君の名は。』を見た。ここからは、なるべくネタバレなしの感想を書きたい。まず、面白いか面白くないかでいえば、とても面白かった。ぼくは、最近「映画とは何か?」ということを考える中で、面白さの比重として「映像」が非常に大きいと感じるようになってきた。たとえシナリオが良くても、映像が良くなければ見ていて面白くない。その逆に、内容が面白くなくても、映像に見応えがあれば面白く感じてしまう。(2016.11.07) 続きを読む
長崎の街の行方に垣間見える明治維新以降の日本社会の力学
今週は長崎にいます。祝日もあって長崎の街中は多くの観光客で賑わっており、なかでも2週間ほど前に完全復元を目指す出島の新棟6棟が公開され、注目を集めていました。出島は、江戸幕府の鎖国政策の一環として長崎に築造された扇型の人工島で、当初はポルトガル、のちにオランダ貿易の窓口として繁栄した歴史的な場所でした。しかし、昭和の高度経済成長期以降の埋め立て工事とビル建設により、出島周辺が次々と埋め立てられ、出島にも関係ない進学塾などが立ち並んで、かつての名残が消えてしまいましたが、近年、行政が中心となって周辺不動産を買い戻して更地にし、あたらしい観光名所として地域主導による出島の完全復元プロジェクトがはじまりました。(2016.11.07) 続きを読む
アナログ三題
11月に入り、そろそろ年末へ向けてのスケジュール調整も発生してくる季節となった。この時期、各メーカーさんから送られてくるのが、カレンダーである。カメラメーカーからは綺麗な写真入りのものが送られてくるわけだが、どうも複数の担当者から送付先データベースに入力されているらしく、同じものが2つも3つも送られてくる。写真が綺麗なのはけっこうだが、そんなにあっても…。ああいうのって、名寄せとかしないんだろうか。(2016.11.05) 続きを読む
仮想通貨はトーチライトか?
先日、NHKにも呼ばれて仮想通貨について解説してきたのですが、ようやく実利について具体的な内容が報道できるようになってきた、というのはとても大きいと思っています。もちろん、一時期は過剰に期待されていたからこそ「なんだかよく分からないもの」という憶測もあったわけなんですが、マウントゴックス事件のようなスキャンダルも経て、主に中華系利用者の急増、中央アジアやアフリカ地域、あるいはベラルーシやウクライナと言った政情不安国の通貨不信任から利用実態が増えていって、それなりに定着していったように思います。(2016.11.04) 続きを読む
世界のクリエイターに愛されるノートの物語
車にしろ、服にしろ、靴やバッグにしろ、ぼくはあまりブランドにはこだわらない人間なのですけど、ことノートブックに関してはもう何年もの間、モレスキンに愛着を持っています。(2016.11.02) 続きを読む
『秋の理由』福間健二監督インタビュー
「人は何によって生きるのか」を独自の感覚で問いつづける福間健二監督。新宿K's cinemaにて公開され、これから順次公開予定の最新作『秋の理由』についてインタビューさせていただきました。(2016.11.02) 続きを読む
先行投資か無謀な挑戦か ネット動画事業に関する是非と簡単な考察
このところ洋の東西で動画サイトと言われるものの事業を並べて業績の推移やユーザーの動きを見ておるんですけれども、敢えて具体的にどことか、数字がどうだということを言わずに外観だけ一言で言えば「死屍累々」であります。(2016.11.02) 続きを読む
「負けを誰かに押し付ける」地方から見た日本社会撤退戦
人口減少時代に入った日本が、この先一時的なバブル的好況に踊ることはあっても、20年近い高度成長という右肩上がりの経済環境を実現できる可能性は皆無でしょう。我が国の仕組みに組み込まれてきたものは、そのかなりの部分が「昨日より良い明日が来る」前提で作り上げられた右肩上がり信仰であり、銀行の不動産担保主義にせよ公共工事のリスクベネフィットに関する考え方にせよ、常にニーズが増え、価格が上がっていくという考え方がベースにあるため、うまくいかないごとに再編に追い込まれてしまうという欠陥があります。(2016.11.01) 続きを読む
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